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いたずら子犬ダーシェンカ の商品レビュー

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2021/06/13

園芸家12カ月もロボットも、チャぺックは著作権が切れてるから、いろんな訳がある。 これもすごくたくさんある。昔、猫の話とセットで読んだ(河出文庫)けど、それが手元になく、近くの図書館にあったのがこれ。 園芸家は小松さんの訳、ロボットは千野栄一か阿部賢一か迷うところ。ダーシェンカも...

園芸家12カ月もロボットも、チャぺックは著作権が切れてるから、いろんな訳がある。 これもすごくたくさんある。昔、猫の話とセットで読んだ(河出文庫)けど、それが手元になく、近くの図書館にあったのがこれ。 園芸家は小松さんの訳、ロボットは千野栄一か阿部賢一か迷うところ。ダーシェンカも読み比べないとこれ、とは言えない。 この本は大きめなので写真もイラストも大きく、文庫よりそこは良いかな。 訳者の来栖茜さんのことはよく知らないけれども、岩波の山椒魚戦争を訳した来栖継さんの身内の方かもしれない。 ダーシェンカはめずらしくヨゼフじゃなくてカレル自ら絵も描いているが、ヨゼフとタッチは似ている。 見返しのダーシェンカがジャンプする絵がすごくかわいい。 内容も子犬のハチャメチャな様子の描き方がユーモアに溢れてて、チャペックだなあと思う。 でも作品としては園芸家の方が上。 それにしても、「カレルチャペック」と検索すると、作家じゃなくて吉祥寺の紅茶店が出てくるの、なんとかなりませんか。紅茶店のオーナーもチャペックが好きでこの名前にしたんだから、まずチャペック読んでもらいたいと思うんじゃないかな?チャペック本人を上にしてほしい。

Posted byブクログ