奇跡のエコ集落 ガビオタス の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
50年代からスタートした南米コロンビアにおけるエコ集落の試み。その実態と経緯を解説していく。 端的に読みにくいという感想だ。 もちろん個人的に、①コロンビアに関する地歴、人物名に馴染みなく、②同国のステレオタイプイメージは、コカインなどの薬物汚染の元凶、メデジンカルテルに代表される闇の勢力の跳梁跋扈、極右と共産ゲリラなどの内戦、コーヒーのプランテーション栽培しかなく、例えば、アマゾン川に関係する生態系の多様性は世界有数、豊富な鉱物資源の存在という知識も個人的に欠如している。 一方で、本書自体は、政治から、水とエネルギー確保など多様な記述が混在。 具体的には、現地に根差した風力発電の開発、原材料の現地調達を旨とした太陽光発電システムの構築、安全清潔な水の確保に関する懸命の分析と実行、変遷する政治権力との関わり合い、熱帯性植物資源を利用した薬品開発、米国など「北」からの提供情報の問題(適切かつ有益な情報提供とは限らない。例えば、使い古しの技術のみの開陳とシステム・必要部材売却の底意のみの甘言など)というように、注目すべき情報はある。 しかし、読みにくさがその価値を減じさせ、残念なところ。 2008年刊行。
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南米コロンビアの奇跡のエココミュニティー。人たらしの天才とも取れるリーダーとそこに集まった理想に燃えるメンバー。創造性を発揮して様々なアイデアを試し、画期的な製品や設備、環境を創り上げていく。ゆるぎない理念とリーダーシップと一人ひとりの能力が発揮できる環境が大切。会社組織と同じ。
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本の雑誌の書評を見て読みました思っていたよりずっと古い本でしたシーソーで水くみをするとか松ヤニのために松を植え松の間に他の木を植え。。とかなんか 素敵な話だとは思うけど他の地域で作った井戸は使えなくなっていたりなかなか 難しいと思いましたあたりまえだけどね
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