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隷属への道 の商品レビュー

4.4

14件のお客様レビュー

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2010/05/24

2010.5.23 社会主義・集産主義・計画経済を批判しながら、自由主義の大切さを説いた著作。 僕らの世代は、社会主義はもう過去の遺物みたいな感じの認識を持ってると思うけど、何故社会主義が崩壊したのかってことは知っとかないと、今後同じ過ちを繰り返してしまうかもしれない。 こ...

2010.5.23 社会主義・集産主義・計画経済を批判しながら、自由主義の大切さを説いた著作。 僕らの世代は、社会主義はもう過去の遺物みたいな感じの認識を持ってると思うけど、何故社会主義が崩壊したのかってことは知っとかないと、今後同じ過ちを繰り返してしまうかもしれない。 この本は読み直して、ものにしたい。

Posted byブクログ

2010/05/13

おそらく訳がひどい。日本語として文法的におかしいときもあるし、副詞が癖のある用法なので読みづらい。 だが解釈して読み進めれば、当時のハイエクの批判自体は正当だと思われるし、これが第二次大戦中、冷戦とその終了が起きる以前に書かれたことに驚きを禁じえない。

Posted byブクログ

2010/04/13

<目次> 1994年版序文          M・フリードマン 序章 第一章 見捨てられた道    全体主義はわれわれの思想的誤りから生まれてきた    自由文明の発展と自由主義の衰退    西欧文明を崩壊させる思想 第二章 偉大なユートピア    自由を主張する社会主義...

<目次> 1994年版序文          M・フリードマン 序章 第一章 見捨てられた道    全体主義はわれわれの思想的誤りから生まれてきた    自由文明の発展と自由主義の衰退    西欧文明を崩壊させる思想 第二章 偉大なユートピア    自由を主張する社会主義の矛盾    ファシズムと社会主義は同根のイデオロギーである 第三章 個人主義と集産主義    社会主義をめぐる混乱    自由主義的計画対中央集権的計画    自由放任主義の誤りと自由主義政府の使命    真の自由主義に「中庸の道」はない 第四章 計画の「不可避性」    技術発展が独占を生むという神話       政治による特権こそが独占を生みだした    価格という「情報」こそ複雑化した社会で力を発揮する    選択の多様性が未知の世界への発展を保証する    「計画化」は偏った知の幻想である 第五章 計画化と民主主義    「公共の福祉」は内実のない概念である    すべての価値を考慮することは人間にはできない    計画化は民主主義政府には不可能である    専門家による計画という危険な幻想    民主主義の破壊    民主主義は手段にすぎない 第六章 計画化と「法の支配」    「人による支配」から「法による支配」へ    抽象的ルールこそ法である    自由裁量による法の破壊    「結果の平等」は自由を破壊する    権力の制限こそ「法の支配」の眼目である    社会主義は「法の支配」と相容れない 第七章 経済統制と全体主義    「経済的問題」という誤り    経済の統制とは全生活の統制である    経済を統制する権力は無制限の権力となる    経済統制は職業選択の自由を奪う    「経済の終焉」という幻想    経済的自由なしにどんな自由も存在しない 第八章 誰が、誰を?    私有財産は自由の最重要の基礎である    諸個人の運命が政府の手にあるという悲劇    「分配の正義」に確固とした答えはない    「公正所得」は新たな差別をもたらす    社会主義は洗脳を必要とする    全体主義は中産階級の社会主義である    特権集団間の闘争 第九章 保障と自由    自由の下での保障と自由を破壊する保障    所得保障という危険な罠    生命や自由とひきかえに与えられる保障    保障という特権が社会を毒していく    「官僚国家」が自由を圧殺する 第十章 なぜ最悪の者が指導者となるのか    独裁権力が道徳的であることはない    強力な政党は人間の下等な部分によって組織される    集産主義は排他的な権力賛美へと向かう    「自由主義的社会主義」はありえない    集産主義はあらゆる道徳を否定する    個人主義的美徳と軍隊的気風    不道徳な人間こそ権力への道を進む 第十一章 真実の終わり    統制は「真実」をも歪めねばならない    価値判断を正当化する「神話」    歪曲される「自由」や「正義」    イデオロギーに沿わない学問は弾圧される    知的自由こそが未知の世界へと導く 第十二章 ナチズムの基礎としての社会主義    全体主義は社会主義から生まれた    軍隊的目的遂行主義への賛美    人間より組織を    「国家」「社会」こそ重要であるという主張    「官僚国家」への道 第十三章 われわれの中の全体主義者    知識人達に見られる全体主義への傾向    社会の組織化に対する知識人の欲求    科学者達の全体主義的志向    組織された資本家・労働者が自由を圧殺する    労働運動による自由と民主主義の破壊 第十四章 物質的条件と道徳的理想    個人に理解しえない力こそが文明を成り立たせている    「完全雇用」という幻想    経済問題の解決には富の一般的増大が必要である    「個人的理想」の理想が再興されねばならない    英国の自由主義的伝統の復興を 第十五章 国際秩序の今後の展望    経済ブロック化の危険    国際的経済計画という誤った考え    国際的計画は新たな紛争を招く    大国による力の支配    連邦制度が国際秩序を創出する    「法の支配」を国際的に拡げなければならない 結び

Posted byブクログ

2009/10/23

英国をUS, ドイツを幾つかおもいあたる国におきかえて読んでると思いあたることが多く、こわくなってくる。 読み進めるのと同時進行でおこっている現在の日本の状況を考えると、この国は"隷属への道"をたどってしまっているのではなかろうか。。。 また、日本の経済が停...

英国をUS, ドイツを幾つかおもいあたる国におきかえて読んでると思いあたることが多く、こわくなってくる。 読み進めるのと同時進行でおこっている現在の日本の状況を考えると、この国は"隷属への道"をたどってしまっているのではなかろうか。。。 また、日本の経済が停滞しはじめたのは経済経営に失敗したためだけではなく、「ゆとり」、「結果の平等」をもとめて「競争」をないがしろにしはじめたころからではなかろうか。。。

Posted byブクログ