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パラドックス学園 開かれた密室 の商品レビュー

2.9

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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  4. 2つ

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2012/01/21

矛盾や逆説なんて我々のこころの内側にびっちりこびりついている。それを理解できない者たちがヒステリーになるのだろう。生きるってそういうものじゃない?

Posted byブクログ

2011/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作ミステリアス学園よりよかった。作中で語られるパラパラ漫画。何気なく読み飛ばしてしまうが、最後に凶器が示されると、なるほどと納得させてしまう説得力があった。すべてが何かになる状況下でカーが死んでいるというミステリー好きにはたまらない設定だが、作者が作者だけに、求めるのはこういう結末。そういう意味では期待を裏切らない出来。

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2011/06/05

またまたやってくれました^^ 推理小説の鉄板を愛たっぷりにシニカルに描いた前作の世界観はそのままに、今回はミステリ界のお歴々がお目見えです。 ポー、ルブラン、ドイル、クリスティ、クィーン、カー、そして最後には意外なあの人まで登場^^ 我が儘を言えば、もっとキャラが立ってても良...

またまたやってくれました^^ 推理小説の鉄板を愛たっぷりにシニカルに描いた前作の世界観はそのままに、今回はミステリ界のお歴々がお目見えです。 ポー、ルブラン、ドイル、クリスティ、クィーン、カー、そして最後には意外なあの人まで登場^^ 我が儘を言えば、もっとキャラが立ってても良かったな〜。ドイルがジャンキーで数打ちゃ当たるな推理披露するとか、クィーンがもっと理屈っぽいとか。 あ、でも「降霊か?!」なところは良かったね^^ニヤニヤ 前作はミステリを知らない人でもまあまあ楽しめる?かな?な要素たっぷりでしたが、今回はミステリスキー指向かな〜。 次は何をやってくれるか楽しみです。日本作家編なんてどうですか!て思ったけど、それは既に竹本健治がやっちゃってるのですよね、うーん…。

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2010/11/27

前回に読んだ「ミステリアス学園」の続編。 前回に負けず劣らず面白い。 本当にミステリ(推理小説)だと期待して読まれた方の中には、辛い評価を下すかたもいらっしゃるかもしれない。 けれど、「ミステリアス学園」で免疫を付けていたせいか、私は同じ世界を期待して読んだ。 期待には充分以上に...

前回に読んだ「ミステリアス学園」の続編。 前回に負けず劣らず面白い。 本当にミステリ(推理小説)だと期待して読まれた方の中には、辛い評価を下すかたもいらっしゃるかもしれない。 けれど、「ミステリアス学園」で免疫を付けていたせいか、私は同じ世界を期待して読んだ。 期待には充分以上に応えて貰ったと思う。 パラドックス学園のパラレル研究会、略してパラパラ研に入部することになったワンダー・ランド。 その部には部長であるエドガー・アラン・ポーをはじめとするミステリ界の巨匠たちが部員として存在していた。 しかも、まだミステリ小説を知らない若い青年として。 そして、ワンダーと同じく新入部員となったディクスン・カーが殺される。 密室の大家と称されるカーが密室で殺されるのだ。 本書のサブタイトルは「開かれた密室」。 なるほど・・・。 相変わらずの意外な展開。意外な凶器。意外な犯人。 面白い論理が満載。 前回のようにミステリ入門書とはなっていない。 「ミステリアス学園」は、ミステリ入門書としても非常に役に立つ小説だった。 であれば、本書には何を期待して読むのか。 「パラドックスの世界」であると思う。 とにかく奇妙な論理が展開されるが、同時に矛盾もはらんでいるわけで。 その矛盾を解こうとして展開される論理にもまた矛盾があって。 突き詰めれば突き詰めるほどに、深みにはまっていく。 難しく考える必要などない。 ただ、楽しめる作品。 伏線もそれなりに張ってあるし。 この作者。 はまる価値あり!

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2010/06/19

「ええええっ!?」という始まり方&終わり方。ミステリですが、真面目に考えると馬鹿を見る、といった感じです。ただ、この意表をつくような展開が面白い。 相変わらず、今回はパラレルについて例えをたくさん用いて説明されていて、興味深いです。 今回は、「これも伏線なの!?」というような反則...

「ええええっ!?」という始まり方&終わり方。ミステリですが、真面目に考えると馬鹿を見る、といった感じです。ただ、この意表をつくような展開が面白い。 相変わらず、今回はパラレルについて例えをたくさん用いて説明されていて、興味深いです。 今回は、「これも伏線なの!?」というような反則的な伏線もあって、驚きました。

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2010/02/13

作品内で、この作品自体の犯人、トリックなどに言及していますので、本作を読了されたかただけこの作品をお読み下さい。 と冒頭の一文。 本の片隅にはパラパラ漫画。 出てくるキャラクターはパラドックスに満ち溢れたミステリ界の巨匠達。 カッパノベルズ版には著者の言葉で「本当におも...

作品内で、この作品自体の犯人、トリックなどに言及していますので、本作を読了されたかただけこの作品をお読み下さい。 と冒頭の一文。 本の片隅にはパラパラ漫画。 出てくるキャラクターはパラドックスに満ち溢れたミステリ界の巨匠達。 カッパノベルズ版には著者の言葉で「本当におもしろい本ほど壁に叩きつけたくなります。」というパラドックスが書かれていたそうな。 鯨氏が矛盾する主張(パラドックス)に挑むとどうなるか? おいらは本を叩きつけそうになりました(ノ><)ノ さて……あなたは……。

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2009/10/04

有名なミステリー作家達が在籍している学園 現実なのか否か 分からないまますすむ話が面白い。 みんなの会話の中にヒントが。。。 ラストの謎解きで明らかになる まさかの密室殺人の犯人になるほど!

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2009/10/07

う〜〜ん?判断に迷う面白さでした。面白いといえば面白いんだけど、これをトリックというのか?って気もしないでもないし、ある意味画期的なラストではあるけど・・・・まあ、こんな展開も「あるとおもいます」といった感じでしょうか?(笑)

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2009/10/07

好き嫌いが分かれそうな作品ですが、私は好きです。 よくこんなこと思いつくなあ〜と感服しました。 パラパラマンガが入っている理由に唖然!

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2012/01/28

2009/1/10 ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2012/1/27〜1/28 色々挑戦的な作品を送り出す鯨氏であるが、タイトルにあるようにパラドックスものの本作品。設定はとても面白かったが、内容はかなり無理があるような。まあ、今後もチャレンジする姿勢に期待。

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