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燁輝妃 後宮の女帝高階栄子の生涯(文庫版) の商品レビュー

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2023/04/28

オープニングは保元の乱の翌年。平安時代の価値観が根こそぎ崩壊していく世に、自分の才覚だけで栄華を手にした女性。数々のピンチを鮮やかに切り抜けていく姿が見事です。時代の主役は男性の方なのでしょうが、裏で美味しいところをがっつり手に入れています。えげつないけれどいっそ清々しい。

Posted byブクログ

2018/10/12

平安末期、楊貴妃とささやかれた高階栄子の生涯。清盛が頂点を極めた世の中から源氏の天下までを、朝廷(院)の側から描いた作品です。「華の王」のキャラクターも登場し、まさに表裏をなしています。どうして、この作者の描く女性はこうも凛として、魅力的なんだろう。

Posted byブクログ