酔いどれ山頭火 の商品レビュー
自由律の俳句を作って放浪した、種田山頭火の伝記。お金や食べ物を恵んでもらっては、散財して、どうしようもないけど、なんだか憎めない山頭火。それは同じような運命ながら気難しかった尾崎放哉と比べると、まだ温かい一生だったように思う。
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山頭火の伝記。 素晴らしい。 山頭火の句はどれも素晴らしいが、その詠まれた背景を知ることで、いっそう感じ入ります。 「すぐれた俳句は――そのなかの僅かばかりをのぞいて――その作者の境涯を知らないでは十分に味はへないと思ふ、前書なしの句といふものはないともいへる、その前書とはその...
山頭火の伝記。 素晴らしい。 山頭火の句はどれも素晴らしいが、その詠まれた背景を知ることで、いっそう感じ入ります。 「すぐれた俳句は――そのなかの僅かばかりをのぞいて――その作者の境涯を知らないでは十分に味はへないと思ふ、前書なしの句といふものはないともいへる、その前書とはその作者の生活である、生活といふ前書のない俳句はありえない、その生活の一部を文字として書き添へたのが、所謂前書である」 ・うどん供へて、母よ、わたくしもいただきまする ・みんないんでしまつた炎天
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