断絶 の商品レビュー
堂場瞬一さんという作家さんは初めて読みました。刑事もの、政治もの、それに関わる登場人物の多さ。と私の苦手要素が3つも含まれている割には読みやすかった。複線がとてもわかりやすく書かれていて、ストーリー展開も簡単に想像がついてしまうのですが、それでも面白かったです。ただラストの石神刑...
堂場瞬一さんという作家さんは初めて読みました。刑事もの、政治もの、それに関わる登場人物の多さ。と私の苦手要素が3つも含まれている割には読みやすかった。複線がとてもわかりやすく書かれていて、ストーリー展開も簡単に想像がついてしまうのですが、それでも面白かったです。ただラストの石神刑事の一言に同感。後味があまりよくないです。
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汐灘で女性の銃創死。 自殺か他殺か、石神謙が捜査に乗り出す。 剣持隆太郎は代議士を息子・一郎にゆずる予定だが 後継者争いが生じる。 友人の石神創にも心を打ち明ける。 うっすら全体像が見えながら、 どのように石神や剣持が危機を乗り越えるかを眺める。 おもしろかった。 2009/2...
汐灘で女性の銃創死。 自殺か他殺か、石神謙が捜査に乗り出す。 剣持隆太郎は代議士を息子・一郎にゆずる予定だが 後継者争いが生じる。 友人の石神創にも心を打ち明ける。 うっすら全体像が見えながら、 どのように石神や剣持が危機を乗り越えるかを眺める。 おもしろかった。 2009/2/25
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引退間近の代議士と、捜査一課の刑事の二人の視点で物語は進んでいく。 海岸で見つかった身元不明の自殺死体と思われる捜査にあたる石神刑事。 しかし、何者かの圧力で捜査は中止される。 二人の視点で描かれているため、ミステリーとしての謎はすぐに分かってしまう。 しかし、それ以上にいろんな...
引退間近の代議士と、捜査一課の刑事の二人の視点で物語は進んでいく。 海岸で見つかった身元不明の自殺死体と思われる捜査にあたる石神刑事。 しかし、何者かの圧力で捜査は中止される。 二人の視点で描かれているため、ミステリーとしての謎はすぐに分かってしまう。 しかし、それ以上にいろんな立場の人間の私欲に、読んでて、一段と人間不信になりそうだった。 政界を扱っているせいか、いつもの堂場作品のスピード感もなく、読むのにちょっと一苦労。 新シリーズに期待っ!
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「閉塞感漂う地方都市・汐灘にすべてを捧げた大物代議士・剱持隆太郎。息子か現県知事か、激化する後継者争いの中、発見された女性の遺体。刑事・石神謙と剱持、二人の運命が交錯する」アマゾンのあらすじは、苗字の漢字が間違ってました。「刑事・鳴沢了」シリーズは、後半、やや失速気味だったように...
「閉塞感漂う地方都市・汐灘にすべてを捧げた大物代議士・剱持隆太郎。息子か現県知事か、激化する後継者争いの中、発見された女性の遺体。刑事・石神謙と剱持、二人の運命が交錯する」アマゾンのあらすじは、苗字の漢字が間違ってました。「刑事・鳴沢了」シリーズは、後半、やや失速気味だったように思うのですが、この作品はよいです。ある点において、「鳴沢了」シリーズの初期を思い出させます。おすすめ。「長き雨の烙印」という作品が以前ありましたが、どうも同じ舞台だったようです。「汐灘」シリーズになるのでしょうか。
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かなり初期の段階から先が読め、本当にその通りに展開するので盛り上がりに欠けた。 大物代議士剱持がある事件を隠滅しようと画策するも、圧力にも屈せず真実を探り出す刑事に結局は負ける話。 家柄や今まで築いた伝統等を重視したい人にとっては大事でも、普通の家庭に育った人間にとってはどうでも...
かなり初期の段階から先が読め、本当にその通りに展開するので盛り上がりに欠けた。 大物代議士剱持がある事件を隠滅しようと画策するも、圧力にも屈せず真実を探り出す刑事に結局は負ける話。 家柄や今まで築いた伝統等を重視したい人にとっては大事でも、普通の家庭に育った人間にとってはどうでもよい。 その温度差がそのまま小説と私との距離感に表れた感じ。 中年の刑事と新米刑事がこつこつと操作に取り組む姿勢には共感できるし、刑事の父親が立派な人物だとは理解できるが、あとは物語が薄っぺらで中途半端に思えた。
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