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男たちの明治維新 の商品レビュー

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2013/07/18

日本の歴史の上での大変革「明治維新」。 そうして拓けた新しい時代に、進むべき方向をめぐって自由民権や社会主義への道が模索され、いくつかの内部分裂を犯しながら近代国家としての道を着々と進んで行く。 維新を演出した男達はそうした選択の真只中で、長い間日本の政治を壟断して来た封建社会を...

日本の歴史の上での大変革「明治維新」。 そうして拓けた新しい時代に、進むべき方向をめぐって自由民権や社会主義への道が模索され、いくつかの内部分裂を犯しながら近代国家としての道を着々と進んで行く。 維新を演出した男達はそうした選択の真只中で、長い間日本の政治を壟断して来た封建社会を転覆させるために駆け、多くの僚友を喪いながら生き、そして、明治と言う新しい時代を迎えて再び厳しい戦いに直面する。 東洋的な王道国家の理想か。何はさておいても西洋の文明の模倣か。 維新を成し遂げた長州藩士でありながら仁政を夢見、新政府主流派と意見が合わずに萩の乱の果てに斬首された前原一誠。 征韓論に破れ野に下り、賊名をうけて死んだ西郷隆盛など、輝かしい維新の功労者でありながら新政府によって反逆者として報いられた者。 元新撰組隊士でありながらキリスト教に入信。多くの迫害にあいながらも伝道師としてその生涯を貫いた結城無二三。 足尾銅山鉱毒事件、治水問題の解決に人生を捧げ、明治国家の理不尽と没義道(もぎどう)と戦い続けた田中正造など、栄光に輝き、その影に埋もれ、記憶されたもの、忘れ去られて行った人々のエピソードを描く人物評伝。 こちらは現在絶版のようです。図書館か古本屋にてお探しください。

Posted byブクログ