パピヨン の商品レビュー
どこへ向かうんだろう。まー、タイトルがあるわけで、蝶に収束するのかなとか思いつつも、著者の家族に関わる部分は、いくつかの他の作品でも書かれておりますが、こちらは、ついにその最終局面なんではないかと思います。そこがあっての、前段と後段の世界的な著名人を追うところにつながるのかっての...
どこへ向かうんだろう。まー、タイトルがあるわけで、蝶に収束するのかなとか思いつつも、著者の家族に関わる部分は、いくつかの他の作品でも書かれておりますが、こちらは、ついにその最終局面なんではないかと思います。そこがあっての、前段と後段の世界的な著名人を追うところにつながるのかってのは、わかりませんが、一つの焼結を見せる本作、その家族への思いがたっぷりと書かれております。全面的に賛成も共感もできないのですけど、そういう風に思いを帰結させたってのもらしいのかななんて思わせてくれる結びだったと思います。
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死について考える時に、死後のことを抜きにしては死ぬというのはこういうこと、と説明できない。ロスの死に対する説明は、本当にその通りなら少しは希望がもてるもののような気がする。
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ポーランドでは子供のころから蝶の絵をかく。収容所でも子供らが描いた蝶の絵が多く残っていた。 人は自分がしたいと思うことしかしない。それを知ることが重要だ。 全てのことにイエスという。人生はそのための学校なのだから。 私は大丈夫でない。あなたも大丈夫でない。だからそれで大丈夫。
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たまたま、雑誌ですごくよい感想が載っていて、ちょうど認知症関係の 本を読みたいと思っていたので買ったんだけど、残念賞。 ロスの『死ぬ瞬間』は職業柄必読本で、すばらしいと思っている。 だから、ロスの引用部分は納得できたし、感心できたが、ほかの部分は 父親への思いや、医療従事者への...
たまたま、雑誌ですごくよい感想が載っていて、ちょうど認知症関係の 本を読みたいと思っていたので買ったんだけど、残念賞。 ロスの『死ぬ瞬間』は職業柄必読本で、すばらしいと思っている。 だから、ロスの引用部分は納得できたし、感心できたが、ほかの部分は 父親への思いや、医療従事者への偏見が強く、読んでいていやな気分になった。 つまり、この本自体がよいのではなくて、ロスの言葉が評価されているだけではないか?と思ったりして。(ごめんなさい) 田口ランディという人の文章は独特で、なんというか執念深いというか 強すぎて私はあまり好きじゃない。
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大好きだった祖母の名前が蝶。我が家では、とても親しみのある生き物。読むべくして読んだ本という気がする。おばあちゃまに会いたいな。
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エリザベス・キューブラー・ロスっていう人。 とっても不思議。 私は存在を知らなかったんだけど、一気に興味のある人になりました。
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死の受容の5段階、エリザベス・キューブラー・ロスの名前と共に終末医療について学んだことのある人なら誰もが耳にしたことのあるもの。 受容→怒り→取引→抑鬱→受容。これからは必ずしも順番に起こるとは限らず、スパイラル的に繰り返したり、戻ったりもする。 ってのが私のロスに関する知識のす...
死の受容の5段階、エリザベス・キューブラー・ロスの名前と共に終末医療について学んだことのある人なら誰もが耳にしたことのあるもの。 受容→怒り→取引→抑鬱→受容。これからは必ずしも順番に起こるとは限らず、スパイラル的に繰り返したり、戻ったりもする。 ってのが私のロスに関する知識のすべて。 しかしロスの研究はそれだけではなかった。 死をもっと深く掘り下げ、「死後の五段階」について、そして更には自らシャーマンの力を持ち、科学的に立証できない意識の世界まで及んでいた。 ロスがポーランドの収容所で見た「蝶」を調べ始めた著者が父の看取りという実体験を通じて、ロスの知っていた死とは何か、をランディ節で分かりやすく(もないか?)私達に伝えてくれる。 読み始め、父の看取りまではぐぃぐぃ読ませてくれるのだが 後半がこじつけっぽいというか、難しいというか、ランディさんの体験を表現しきれてないという感じがします。
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研究大会でお世話になった田口先生の御著書。 ロスについての新たな知見を得ることができた。 田口先生の波乱の人生も見物です。
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看取ること、そこから学ぶこと感じること 心を解き放って怒ること。 エリザベス・キューブラー・ロスに導かれ 生と死に向き合う筆者の体験記。 2009.6.10
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死の研究しながら最後は孤独に死んだエリザベス・キューブラー・ロスの人生をたどりながら、著者は実生活でもアルコール依存症だった父を看取る体験をする。 デビュー作以来、壮絶な家族状況を直接・間接に公表してきた彼女だが、今回の作品はいっそう胸に迫った。 ひどい目に遭わされた父を...
死の研究しながら最後は孤独に死んだエリザベス・キューブラー・ロスの人生をたどりながら、著者は実生活でもアルコール依存症だった父を看取る体験をする。 デビュー作以来、壮絶な家族状況を直接・間接に公表してきた彼女だが、今回の作品はいっそう胸に迫った。 ひどい目に遭わされた父をここまで看たという猛々しい気持ちから、うらみつらみを昇華して「よく生きた」と父の生き方を肯定できるようになるまで、葛藤のなかで自分自身をみつめながら到達した思いは、ロスの思いと共振している。 引用部分にもはっと打たれる文章が多かった。求めているものに出合えた感じがした1冊。
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