中二病取扱説明書 の商品レビュー
ちょっと前に血液型別の「解説書」が流行ったが、それの「中二病」版。装丁や書きっぷりは血液型のものと酷似しているが、どうも著者も出版社も異なるらしい。いわゆる中2に代表される思春期にありがちな言動、思考を揶揄していくもの。ナルシシズム的で、ファンタジー系の物語に影響されたり、不良...
ちょっと前に血液型別の「解説書」が流行ったが、それの「中二病」版。装丁や書きっぷりは血液型のものと酷似しているが、どうも著者も出版社も異なるらしい。いわゆる中2に代表される思春期にありがちな言動、思考を揶揄していくもの。ナルシシズム的で、ファンタジー系の物語に影響されたり、不良を装ったりして、弱みを見せまいとする感じ。 以前に読んだ『O型自分の説明書』と同じく、思春期特有の「イタイタしい」言動や妄想が、読んでいて笑える(もちろんこの本にも書いてある通り、「古傷をえぐられる危険がある」(p.9)という人もいるだろうけど)。「エロ知識アピール」(p.26)するヤツとか、「『貴様には分からぬ』(略)などといった侍が使ってそうな古語を多用」(p.103)するヤツとか、いたなあ、と思った。ドイツ語を多用する(p.100)っていうのは笑える。それは誇張しすぎじゃないんじゃない、と思う部分もあるけど、それはそれで面白いからいいじゃん、という感じ。真面目に考えれば、『フツーの子の思春期』という本で述べられていた「異能性との出会い」が思春期に起こりやすい、ということもあるのかもしれない。出会ったとしてもそれをどれだけ表現してしまうか、という程度差があって、極端にやってしまうとこの本に書いてあるような「中二病」になる、という感じだろうか。「中二病を経験することで自らの過ちを知り、必要のない自己表現をしない、まっとうな人間になれるのではないのでしょうか。」(p.8)という著者の見解は、まったくその通りだと思う(これを良い歳した大人がやっていれば、ちょっとマズイ訳で)。すぐに読めてしまうし、あんまり深く考えずに気軽に楽しむ本。(16/05/04)
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アニメや漫画をあまり見てなかったことが効を奏したのか、当てはまる部分は余りなく中二病に罹患しておらず安心した。 ただ、この内容でわざわざ本にする必要があるのだろうか。
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著者の視点にもよるけれど、興味あるなあ。 にしてもこのタイトル、血液型説明書のパクリ? 最近は似た(似せた)本が多くて困る。
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ネットで紹介されてたとき絶対くだらないから買わない、と思ったのに、 つい買ってしまった…そしてウケタ! ネットで見たことあるようなエピソードも多いんだけど、結構笑える。 でも邪気眼とか影羅とかは流石に出てこないのね(笑; これを読んだ直後、ほとんどの漫画やアニメの登場人物が中二病...
ネットで紹介されてたとき絶対くだらないから買わない、と思ったのに、 つい買ってしまった…そしてウケタ! ネットで見たことあるようなエピソードも多いんだけど、結構笑える。 でも邪気眼とか影羅とかは流石に出てこないのね(笑; これを読んだ直後、ほとんどの漫画やアニメの登場人物が中二病に思えてしまったのが悲しい。 何気に著者プロフィールが頑張ってて好感。 一番ウケタかもしれない。 自分も中二病的プロフィールを考えたくなった(笑
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「中二病(ちゅうにびょう)」は、タレントの伊集院光さんがラジオ番組で提唱した言葉で、主にネット上で使われている。最近では「自分に自信がないので『他人とは違う趣味を持っている』ということで無意味にキャラ作りをすること」や「男子中学二年生が取りがちな痛い行動・思考」という意味で使われ...
「中二病(ちゅうにびょう)」は、タレントの伊集院光さんがラジオ番組で提唱した言葉で、主にネット上で使われている。最近では「自分に自信がないので『他人とは違う趣味を持っている』ということで無意味にキャラ作りをすること」や「男子中学二年生が取りがちな痛い行動・思考」という意味で使われているという。 同書はさまざまな「中二病的」要素をチェックシート式に羅列し、最後に「中二病度合」を判定する。
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