黒い髪のアリス の商品レビュー
少し特異なパラレルもの。プロローグを読んでいる間は、「読書好きが初めて書いてみた文章みたいだな」と思った。それが一章からがらりと変わる。設定上、「登場人物の顔が見えない」という不思議な感覚があるのに、情景が無駄なく浮かんでくる。文章力自体が後に行くほど洗練されて行くのか、単に引き...
少し特異なパラレルもの。プロローグを読んでいる間は、「読書好きが初めて書いてみた文章みたいだな」と思った。それが一章からがらりと変わる。設定上、「登場人物の顔が見えない」という不思議な感覚があるのに、情景が無駄なく浮かんでくる。文章力自体が後に行くほど洗練されて行くのか、単に引き込まれたのかは分からないが、三章の途中から、風景が薫るようで不覚にもぐっと来てしまった。なかなかの良書。
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- ネタバレ
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あんまりほのぼの系は得意ではないんですが、なんがかほんよみたなぁってなってなんか買っちゃった一冊。 表紙が可愛かったのと、 オレンジを落として見つける恋みたいな、、、、そう、前の人がこの本落としたんですよ。 で、ひろって買ってみちゃった。みたいな。 わかんないでしょうなwww 自分でも意味分からんwwww 本との出会いは何でもいいと思うんです。 目がいったものは基本的に何でも読みたいなぁと思って読んでみる ようにしていきたいです。
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今の現実が嫌になり、もしこんな世界なら、あの時違う選択をしていたら・・・誰もが一度は考えたことがあるであろうパラレルワールド。 あらゆる世界があっても、エピローグでは大切な人となるかもしれない聡史がいて、姉がいることにホッとしてしまいました。
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アリスという時点で、かなり興味をひかれる。アリス、いいね。前回の「FISH IN THE SKY」より確かな手ごたえを感じる。短編集としても楽しく読めるが、全体を通してちゃんと繋がっているあたり、なるほどと思った。最後、姉を心配する冬子がよかった。一話めと三話めに比べて、二話めが...
アリスという時点で、かなり興味をひかれる。アリス、いいね。前回の「FISH IN THE SKY」より確かな手ごたえを感じる。短編集としても楽しく読めるが、全体を通してちゃんと繋がっているあたり、なるほどと思った。最後、姉を心配する冬子がよかった。一話めと三話めに比べて、二話めが多少見劣りしている。内容が悪いわけではない。ただ、ちょっと足りない。もう少し状況などを整理しながら書いてほしかったような気もする。明らかに泥棒とわかるあの二人組みも、読者としても「絶対あの二人じゃーん」と分かってはいるのだが、それでもなおちゃんとした説明が欲しかったような気がする。評価がいいのは、やはりアリスワールドなので(笑)次回作も買います。
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タイトルからもわかるように『不思議の国のアリス』が元となっている作品。 パラレル・ワールド…結構好きです。 岡本氏の作品は今回初めて読みました。 また興味をひかれるものがあったら読んでみたいと思います。
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不思議の国のアリス、をモチーフとした現代版のアリスのお話でした。 内容は確かに、そんな感じでしたが、少々解りにくいような・・・。 ちょっぴり切ない感じの雰囲気は好きでした。
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子犬のチアキとコハルが、人間の女の子に!?“白兎”を追いかけ、異世界へと迷い込んでしまった冬子。そこには、今とは違った生活を送る自分たちの姿があり、別の物語があった—。姉が遭難し、姪の千秋と小春を預かることになった冬子。現実世界には存在しない筈の恋人・聡史も協...
子犬のチアキとコハルが、人間の女の子に!?“白兎”を追いかけ、異世界へと迷い込んでしまった冬子。そこには、今とは違った生活を送る自分たちの姿があり、別の物語があった—。姉が遭難し、姪の千秋と小春を預かることになった冬子。現実世界には存在しない筈の恋人・聡史も協力してくれるが、それが逆に冬子の心を苦しめるようになり…。 同じ名前・関係だけど、同一人物ではない感じ。 それぞれ独立した話として読んだ方がわかりやすいかも。 どの話の人物たちもすごく魅力的で素敵。 「しあわせの小鳥」の千秋・小春姉妹がすごくかわいい。 文章も気取ってなくて、読みやすい。 「Prologue」「第一章 しあわせの小鳥」「第二章 花の咲く庭で」「第三章 隣のアリス」「Epilogue」を収録。
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