1,800円以上の注文で送料無料

綺譚集 の商品レビュー

4

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2026/04/09

『夜のジャミラ』、『赤假面傳』が好みだった。 普段幻想文学は好きだけどエログロは好んでおらず、ドキドキしながら読み進めたけど、文体や語り手の違い、一言でまとめられないジャンルの広がりが癖になってあっという間に読了!!読んでおくべき本だと思った。考察とか人それぞれなんだろうけど色々...

『夜のジャミラ』、『赤假面傳』が好みだった。 普段幻想文学は好きだけどエログロは好んでおらず、ドキドキしながら読み進めたけど、文体や語り手の違い、一言でまとめられないジャンルの広がりが癖になってあっという間に読了!!読んでおくべき本だと思った。考察とか人それぞれなんだろうけど色々気になる部分は残る。 貸してくれてありがとう!

Posted byブクログ

2026/04/01

ミステリ、ホラー、幻想文学、エログロなどを同じ人は思えない多様な文体で横断する短編集。 どれもなんとも言えない奇妙な味わいのある話。 肉体の感覚を強調し、なんとも言えないむず痒さを感じる。死体や骨、肉など、根源的な対象に降りていくことで、人間の身体を再認識するような感覚。 自...

ミステリ、ホラー、幻想文学、エログロなどを同じ人は思えない多様な文体で横断する短編集。 どれもなんとも言えない奇妙な味わいのある話。 肉体の感覚を強調し、なんとも言えないむず痒さを感じる。死体や骨、肉など、根源的な対象に降りていくことで、人間の身体を再認識するような感覚。 自分が気に入ったのは 「天使解体」 「サイレン」 「脛骨」 「玄い森の底から」 「黄昏抜歯」

Posted byブクログ

2026/01/10

これが僕の個人的2025年ベスト本でした どの話も面白かったな 「天使解体」 「サイレン」 「夜のジャミラ」 「聖戦の記録」 「約束」 「ドービニィの庭で」 どれがお気に入りとかなかなか選べないけれど 「約束」のラスト 急に首根っこ掴まれてから話から引きずり出されるような、梯子...

これが僕の個人的2025年ベスト本でした どの話も面白かったな 「天使解体」 「サイレン」 「夜のジャミラ」 「聖戦の記録」 「約束」 「ドービニィの庭で」 どれがお気に入りとかなかなか選べないけれど 「約束」のラスト 急に首根っこ掴まれてから話から引きずり出されるような、梯子を急に外されるような、こんな読後感は初めてだったかな 津原泰水、改めて惜しい人を亡くしたんだな…

Posted byブクログ

2025/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私が死んだら棺に入れて一緒に焼いてほしい本である。読む前と読んだ後で脳みそのチャネルが変わったり増えたりする作品があるが、本作はまさにそういった作品だった。めちゃくちゃ好き。

Posted byブクログ

2025/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

妖しくて、恐ろしくて、美しくて、摩訶不思議な世界が、様々な文体で綴られている短編集。 面白かった。 幻想的な世界に引きずり込まれるような感覚が、実に気持ちいい。 「天使解体」「玄い森の底から」「脛骨」「アクアポリス」 あたりがお気に入りだった。 ちょっと癖になる中毒性がある作家さんだな。

Posted byブクログ

2024/09/04

(2008/5/26) 生と性は隣りあわせなんですねもちろん生と死性と死も、、リアルであり、グロテスクであり生々しくあり実感でありました。いやがおうにもひきつけられてしまいました点と丸が無い文章旧字体の文章凄く読み難かったのですがそれがまた惹きつけましたああ真似が出来ません あ...

(2008/5/26) 生と性は隣りあわせなんですねもちろん生と死性と死も、、リアルであり、グロテスクであり生々しくあり実感でありました。いやがおうにもひきつけられてしまいました点と丸が無い文章旧字体の文章凄く読み難かったのですがそれがまた惹きつけましたああ真似が出来ません あな恐ろしや津原泰水この人は一度死んだことがあるに違いない 桐野夏生 帯の文章も凄いです

Posted byブクログ

2023/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

奇譚:世にも珍しく不思議な物語や伝説。 本書は奇譚集、すなわち世にも珍しく不思議な物語や伝説を集めた一冊。 私にはまだ早かった。 天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。生者と死者、残酷と無垢、喪失と郷愁、日常と異界が瞬時に入れ替わる。――綺の字は優美なさま、巧みな言葉を指し、譚の字は語られし物を意味する。本書収録の15篇は、小説技巧を極限まで磨き上げた孤高の職人による、まさに綺譚であり、小説の精髄である。解説=石堂藍 内容(「BOOK」データベースより) 天使へと解体される少女に、独白する書家の屍に、絵画を写す園に溺れゆく男たちに垣間見える風景への畏怖、至上の美。生者と死者、残酷と無垢、喪失と郷愁、日常と異界が瞬時に入れ替わる。―綺の字は優美なさま、巧みな言葉を指し、譚の字は語られし物を意味する。本書収録の十五篇は、小説技巧を極限まで磨き上げた孤高の職人による、まさに綺譚であり、小説の精髄である。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 津原/泰水 1964年広島県生まれ。89年より津原やすみ名義で少女小説を多数執筆。97年、現名義で『妖都』を発表、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted byブクログ

2023/05/10

例えばこういった感想のようなものを書いていると、自分の文才の無さに絶望的な気持ちに陥ってしまうのですが、津原泰水は文章を綴ることが楽しくて仕方がなかったのだろうなと思わせるような多様な文体で楽しませてくれます。 幻想小説というのは、ストーリーよりも、その文体が持つアトモスフィアに...

例えばこういった感想のようなものを書いていると、自分の文才の無さに絶望的な気持ちに陥ってしまうのですが、津原泰水は文章を綴ることが楽しくて仕方がなかったのだろうなと思わせるような多様な文体で楽しませてくれます。 幻想小説というのは、ストーリーよりも、その文体が持つアトモスフィアによって成り立つものだと常々思っていたのですが、まさにその通り。どの作品も作品の中に溢れる空気がもう違います。 ただ、興味深く読んだのは、「赤仮面傳」「玄い森の底から」「ドービニィの庭で」。僕自身はストーリー重視のようです。 津原泰水は川上未映子の「わたくし率 イン 歯ー、または世界」が本書収録の「黄昏抜歯」からアイデアを盗用していると指摘していたそうです。真偽は判りませんが両作品とも面白かったです。

Posted byブクログ

2023/05/02

大傑作。 幻想文学に惹かれる人は残酷さの中にある美しさを探している人だと思うのだが、本著にはそんな残酷さの中の美に溢れている。 その残酷さも即物的なもの(それはそれで好きなのだが)とは違って美学がある。腐臭があっても、どこか目を離すことができない。 更にその美しさを然るべき文章で...

大傑作。 幻想文学に惹かれる人は残酷さの中にある美しさを探している人だと思うのだが、本著にはそんな残酷さの中の美に溢れている。 その残酷さも即物的なもの(それはそれで好きなのだが)とは違って美学がある。腐臭があっても、どこか目を離すことができない。 更にその美しさを然るべき文章で記すことが出来る作家である。 津原泰水さんの記す文章をもっと読みたかった。

Posted byブクログ

2023/04/30

どの作品にも惹き付けられるが、一際美しく思ったのは「脛骨」だった。舞台となった場所が近いので、たまに行く。ここでね…と水辺につい目をやる。 津原氏が亡くなられたことを、悲しく、悔しく思う。

Posted byブクログ