Webクリエイターになる!? の商品レビュー

曽根朗【著】

2013/08/28

Web系エンジニアとは何なのかをより具体的に知りたくて手に取ったのが本書だった。読破するのに3時間も掛からなかったと思う(※資格の紹介や巻末の付録はすっ飛ばしている)。

2008年のクリスマスに発行されている、つまり4年前の情報であるということを前提として頭に留めておく必要はある。

しかし、それを差し引いても本書を読むことに価値はあると思う。Web系の仕事に関わる人たちへのインタビューが特に参考になった。よく言われる「ものづくりのやり甲斐」とはどんなものなのかを想像する材料になった。

それと、そもそもの初歩的な疑問として、Web系の世界ではどの言語が使われているのか、についてのイメージを自分の中に形成することの役にも立った。

巻末の付録と資格の解説頁を除けば約160頁しかないので、あっという間に読めてしまう。各項目の内容も、図の利用等により分かり易くなっていて、且つ小さくまとめることに成功していると感じた。

言い換えれば、Web業界に関する深い情報や詳細を求めている人には向かないのかも。
もう一つ欠点を挙げるとすれば、Web系の仕事の辛いところに関する言及があまり無かった点。

2013/05/12

２００８年の本なので若干今の状況と違うところもある。
といってもここで紹介されているwebクリエイター系の職種は今も健在で、どちらかといったら新しい職種が生まれてたり、職種ごとの注目度が変わったりする程度で、これからwebクリエイターを目指すという人にとってはとても丁寧でわかりやすい本。

各職種の仕事内容やなる方法、資格、資質などがひと通りサクっと理解できる。