茄子 新装版(上) の商品レビュー
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茄子 上 新装版 (1) (アフタヌーンKC) (和書)2010年02月27日 21:38 黒田 硫黄 講談社 2009年1月23日 諸関係を織りなす空気感がとても面白い。
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つくづく、不思議な漫画家だなと思う。こういうのを世界観っていうんだろうな。この人の描く女の子はみんな好きです。
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ナスをテーマにした短編漫画。 DVDで『茄子 アンダルシアの夏』というアニメを観て、すごく面白かったから調べてみたらこの漫画に収録されてるということで早速購入。 漫画だけど人物の描写が自然。描きすぎていないところもいい。 登場人物は個性的だし、台詞も妙に深くて心に残ります。...
ナスをテーマにした短編漫画。 DVDで『茄子 アンダルシアの夏』というアニメを観て、すごく面白かったから調べてみたらこの漫画に収録されてるということで早速購入。 漫画だけど人物の描写が自然。描きすぎていないところもいい。 登場人物は個性的だし、台詞も妙に深くて心に残ります。 絵は緻密とは言えないし、好き嫌いは分かれるところだけど、何回も読み返したくなる大人のための漫画です。 「親の言葉となすびの花は千に一つの無駄もない」ってウソ?ホント? この漫画を読めばわかります。
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茄子が食べたくなります。 でも茄子が出てくるのは共通だけど、その世界観が違いすぎて引き込まれる。 日常っぽかったり、SFっぽかったり・・・。 独特の時間が流れていて、それにゆっくり浸かって流されているような気分になります。
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「茄子」を絡めた物語の短編集といった感じ。 新装版は2巻まであるが、両方とも作品毎の続きが収録されていたりする。 アニメーションの茄子シリーズ(アンダルシアの夏、スーツケースの渡り鳥)が好きで読んでみましたが、他の作品もとても良かったです。 味のある絵も、描かれている世界感に良...
「茄子」を絡めた物語の短編集といった感じ。 新装版は2巻まであるが、両方とも作品毎の続きが収録されていたりする。 アニメーションの茄子シリーズ(アンダルシアの夏、スーツケースの渡り鳥)が好きで読んでみましたが、他の作品もとても良かったです。 味のある絵も、描かれている世界感に良くマッチしていて読みやすい印象でした。 物語の内容も好きですね。 特に登場する人物とか。 出てくる人それぞれにちゃんと味があるというか、変なヤツもいれば気の抜けたヤツもいるのですが、みんなどこかしら良い人間味が出ているような気がして、観ていて気持ちがいいです。 読んだ後、茄子が食べたくなりますね。 本当は嫌いなんですけどw
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茄子が作品中に1回でも出てくれば、あとは自由という連作短編マンガ。 黒田硫黄のマンガには、他の漫画家の作品ではなかなか 味わえない映画的な時間の流れがあって、とても好きです。 私はこのマンガのおかげで、茄子が食べれるようになりました。
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おもしろい。 茄子を共通項とした日常を切り取った話のオムニバス。 登場キャラクターが個性的なのに、どこにでもいそうなリアリティがある。 各ストーリーもありふれてそうなのに深みを感じる人間ドラマ。 台詞もいちいちかっこいい。
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それまで茄子なんて味がなくて不味い、と思っていましたが、この漫画を読んで茄子が好きになりました! SFから時代劇まで含んだ雑多なストーリーを関連づけているのが茄子である。 なぜ茄子?は愚問。茄子でしかありえない。茄子うまそう。
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持ってるけど買ってしまう新装版。講談社の完全なるカモと化してます。ありがとう講談社。 人間同士の距離、言葉遣い、キャラ各々の生き方。もうほんとに大好き!なにかしようとしてなんにもならない毎日なんだけど、絶対に暗く描かない。でも本当はちょっとコワくて深みのある話。何度も読み返してし...
持ってるけど買ってしまう新装版。講談社の完全なるカモと化してます。ありがとう講談社。 人間同士の距離、言葉遣い、キャラ各々の生き方。もうほんとに大好き!なにかしようとしてなんにもならない毎日なんだけど、絶対に暗く描かない。でも本当はちょっとコワくて深みのある話。何度も読み返してしまう1冊です。ぺぺとアンヘルの話はお気に入り。関係ないけど「大金星」でアンヘルがクローズアップされたのはウワーってきたなぁ。すごくよかった。 「生きることの瑞々しさ」が、この作品には満ちている気がします。大好き!!
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黒田硫黄が好きです。 『茄子』を読んでたとき、茄子の料理ばっかりつくってました。 焼き茄子、茄子味噌炒め、野菜汁…。 漫画の世界観には、ついつい影響されてしまいます。 黒田硫黄の漫画には、食事のシーンが多く、 また、その調理法も詳しく記されていたりします。 それが一体何故なのか...
黒田硫黄が好きです。 『茄子』を読んでたとき、茄子の料理ばっかりつくってました。 焼き茄子、茄子味噌炒め、野菜汁…。 漫画の世界観には、ついつい影響されてしまいます。 黒田硫黄の漫画には、食事のシーンが多く、 また、その調理法も詳しく記されていたりします。 それが一体何故なのか。 折しもインタビュー記事で、興味深い発言を見つけました。 黒田硫黄曰く、「僕は登場人物が何を食っているのか 分からないようなマンガはだめだと思ってるんです」。 なるほどなるほど。 なんだか、目から鱗が落ちました。 この漫画は、オムニバス形式の短編集なのですが、 毎回「茄子」が色んな形で登場します。 色んな調理法で料理されたり、 ただ、象徴のように木に成っているだけであったり。 それだけの共通点なんですけどね。 あとは怒濤の黒田硫黄節。 ほんと、いい個性してはります。 黒田硫黄の漫画の特徴としてあげられるのは、 「ダイナミックなストーリー展開、コマ割りの構成力、 構図の迫力と大胆さ、セリフ選びのセンス、筆による描写」などなのですが、 私が特に気になっているのは、「セリフ」です。 黒田硫黄の漫画は、なんていうか、セリフに無駄が多いんです。 普通、漫画のセリフっていうのは、 いささか説明的になったり、極力無駄を排除していたりで、 書き手に加工されている物なのですが。 黒田硫黄の漫画におけるセリフは、「素材そのまま」感がとても強いです。 全然状況が説明できてないわ、 あれだのそれだの、指示語が多いわ。 だけどもその無駄、いわゆる「遊びの部分」が、 あろうことか場に臨場感を与えている、その逆転の構造。 そのあたりに黒田硫黄の、漫画家としての天性の才能を感じます。 「セーブ、そして刺身」なんていうセリフに、 私なんかはこう、グッときてしまうわけで…。 (女の子が、ゲームをしつつ、パート先でもらった刺身を食べるの図) 全然飾っていないのに、さもありげなリアリティに痺れます。 「大胆でエネルギッシュな漫画を、楽しんで描いている」 そんなわけで、私はこの漫画描きさんが、とても好きだったりするのです。 補足:この単行本に収録されている「アンダルシアの夏」は、 2003年に、ジブリの高坂希太郎監督に依って映画化されています。 ツール・ド・フランスの自転車レースのお話です。
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