世界潮流の読み方 の商品レビュー
2008年の書なので、サブプライム、リーマンショックに上梓された本です。 前段は、世界での出来事が日本にどのような影響を及ぼしたか。後段は世界の動きの中で、日本へのコメントを含めて世界の潮流を解説する。 英国人が外から、日本を見たものとも見えます。 最後に、食べ物飲み物、文...
2008年の書なので、サブプライム、リーマンショックに上梓された本です。 前段は、世界での出来事が日本にどのような影響を及ぼしたか。後段は世界の動きの中で、日本へのコメントを含めて世界の潮流を解説する。 英国人が外から、日本を見たものとも見えます。 最後に、食べ物飲み物、文化娯楽の重要性から、ハンガリーのブドウ園での話で終わるがちょっと違和感がありました。 構成は、9章からなっています。 序章 欧米の失速で、日本経済はどうなる 第1章 日本の課題と挑戦 第2章 中国 第3章 変容するアジア大陸 第4章 アメリカ 第5章 ヨーロッパ 第6章 中近東とアフリカ 第7章 グローバリゼーションと地球温暖化 第8章 レジャーと娯楽
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元「エコノミスト」編集長で日本通であるビル・エモット氏の最新刊で、鋭い観察力で現在の世界を日本を中心に述べている。たいへん参考となったが、今までに新聞等に発表した短編集的位置づけで、内容が多岐にわたり発散している感がある。
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イギリスが発行している雑誌「The Economist」の元編集長ビル・エモットさんが書いた本。書き下ろしかと思って手にしたら過去に書かれた記事をまとめたものだった。一つ一つのパートが適度なボリュームなので読みやすい。イギリスと日本、ブレアと小泉など対比も興味深い。この人のように...
イギリスが発行している雑誌「The Economist」の元編集長ビル・エモットさんが書いた本。書き下ろしかと思って手にしたら過去に書かれた記事をまとめたものだった。一つ一つのパートが適度なボリュームなので読みやすい。イギリスと日本、ブレアと小泉など対比も興味深い。この人のように世界を眺められるようになるには、もっと広くいろんなものを好奇心を持って見つめ続けないといけないと感じた。日本語になっている情報だけでは、どうしても偏りがちになるのだろう。英語もできる方ではないので、限られた情報の海、日本語の中からもいろんな視点で世界を見つめることができるよう、厳選して情報を得るようにしていきたい。
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イギリス人ライターが日本と世界の各国との現在から将来に向けての関係を著したもの。議論に真新しさはなかったが世界潮流の概観をつかむにはよいかもしれない。また日韓日中の歴史問題を外から提言されているのは、当事者間だと感情的な議論になりがちという観点から、貴重であると感じた。
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内容は可もなく不可もなくだが、編集がダメダメ。 1)タイトルと内容が合ってない。世界潮流なんか読んでないじゃん!執筆当時の現状分析が主体で時系列的な視点に乏しく、’潮流’は感じられない。 2) 2006~2009年の雑誌コラムの再編集だが、初出の時期が書かれてないので、執筆当時の...
内容は可もなく不可もなくだが、編集がダメダメ。 1)タイトルと内容が合ってない。世界潮流なんか読んでないじゃん!執筆当時の現状分析が主体で時系列的な視点に乏しく、’潮流’は感じられない。 2) 2006~2009年の雑誌コラムの再編集だが、初出の時期が書かれてないので、執筆当時の世界情勢の手がかりがつかめないし、文章間の時期的な前後関係もわからない。いつも思うのだが、この手の雑誌記事を書籍化したものは、都度出典と執筆時期を明示すべき。
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数年前の事象を分析したものを読みたかったので、手にとった。 メモメモ。 ・実績が余りない若い人物を一国の顔とするのは、それだけ権限が余りないほど、憲法で縛られているから ・戦争を起こすか起こさないかは、戦争でそれが得られるかが大切。 ・年金問題など声高に訴えても実行に起こせないのは、得する者と損する者がいるから。損する者からは票をもらえなくなってしまう。 ・公害問題に真剣に取り組まないのは世界が「せーの」でやっていないから。 自分の国だけやっても感がありあり。 自分は経済も政治も興味なかったなーって改めて思った。
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元「エコノミスト」誌の編集長のビル・エモットが書く、文字通り世界潮流を分析してる本。 出版が2008年末、オバマが大統領に就任して間もない頃なので若干古い。 政治経済は詳しくない当方から見ても、一般的な話が多く、あまり参考にはならないように感じた。
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[ 内容 ] サブプライム問題はなぜ起きたのか? 欧米の失速で日本経済はどうなる? アメリカ発の金融危機が世界を震撼させているが、「ドル覇権の終焉」を唱えるのはまだ早い、と著者は言う。 アメリカの底力を冷静に見極める必要があるのだ。 英『エコノミスト』元編集長が、世界を駆け巡りながら考察したコラム&評論集。 視点をアジア、欧州、中東、アフリカにも広げ、地球規模の考え方を提示する。 「インドは製造業大国になる」「イタリアは日本に学べ」「イランの核問題に潜む危険」…。 国際情勢を見直す眼を養う一冊。 [ 目次 ] 序章 欧米の失速で、日本経済はどうなる 第1章 日本の課題と挑戦 第2章 中国-世界の注目を浴びて 第3章 変容するアジア大陸 第4章 アメリカ-信用収縮に苦悩する大国 第5章 ヨーロッパ-新たな課題を乗り越える 第6章 中近東とアフリカ-紛争を終結できるか 第7章 グローバリゼーションと地球温暖化 第8章 レジャーと娯楽 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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正直すごくむずかしかった。著者が主張することがあっているかどうかもわからない。中国がそんなに発展するかなという感じもする。中国は発展と後退をくりかえしているので、そろそろ後退の時期だと思う。この本、もう一度時期を見て読んでみたい。
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あちこちで書いたコラムを集めたもの。書かれた時期にもよるのだろうけど、かなり楽観的なトーンで、アメリカによる支配は続くし、金融危機もすぐに収まるだろうという。1つのトピックについて4-5ページなので、ちょっと浅い印象も受ける。アジアで共同体の形成が進まないのは、その発展のステージ...
あちこちで書いたコラムを集めたもの。書かれた時期にもよるのだろうけど、かなり楽観的なトーンで、アメリカによる支配は続くし、金融危機もすぐに収まるだろうという。1つのトピックについて4-5ページなので、ちょっと浅い印象も受ける。アジアで共同体の形成が進まないのは、その発展のステージに違いがあるからだという。中国・インドにとっては、今後、自国のプレゼンスが高まっていくことが明白なので、共同体の枠組みは後になって作るほどよい。日韓などにとっては、今後上がり目がないので、早めに枠組みを作りたい、ということになる。
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