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警視庁捜査二課 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2017/09/22

警視庁捜査二課という聞くからに、警察の花型という雰囲気の部署は、実は人間らしいデカの働きで動いているという事実が伝わってくるノンフィクションでした。 それにしても、人財最大の価値は経験値であると改めて考えさせられます。

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2015/02/05

なぜ定年を前に退職したのか。職業柄、詳しく言えない理由もあるのだろう・・・モヤモヤするけど仕方がない。 萩生田さんは後輩刑事への捜査技術の継承が充分でないまま団塊世代のベテラン刑事が大量定年退職してしまうことを心配しています。ホントにこれは何とかしなくちゃ。萩生田さんの定年まで...

なぜ定年を前に退職したのか。職業柄、詳しく言えない理由もあるのだろう・・・モヤモヤするけど仕方がない。 萩生田さんは後輩刑事への捜査技術の継承が充分でないまま団塊世代のベテラン刑事が大量定年退職してしまうことを心配しています。ホントにこれは何とかしなくちゃ。萩生田さんの定年までの時間を後輩育成のために使うっていう道は考えなかったのかなぁ。ベテランがあっさりと退職してしまったことを残念に思います。 刑事が全員、正義感に燃えた人ばかりじゃないのはわかっています。でもセコい手抜きをする刑事とか聞くと、やっぱりガッカリな気分。

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2014/10/26

元警視庁警視で外務省内閣官房報償費詐欺事件などを担当した著者が、警視庁捜査二課時代を中心に警察人生を振り返る内容。捜査一課についてはドラマなどでイメージがあるが、汚職、詐欺などの知能犯を担当する捜査二課についてはあまり具体的なイメージを持っていなかったので、興味深かった。 登場す...

元警視庁警視で外務省内閣官房報償費詐欺事件などを担当した著者が、警視庁捜査二課時代を中心に警察人生を振り返る内容。捜査一課についてはドラマなどでイメージがあるが、汚職、詐欺などの知能犯を担当する捜査二課についてはあまり具体的なイメージを持っていなかったので、興味深かった。 登場する刑事たちの職人的な気質に感銘を受けた。自分は警察官ではないが、このような職人的な気概と技術を身につけた職業人になりたいと感じた。 著者の人物評が巧みでどのような人物かが目に浮かぶようでそれも面白かった。ただ、昔ながらの女性観などが垣間見えてややげんなりした記述もあった。

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2013/02/18

素晴らしい!自慢を語れる元刑事さんが増えたら、職務を忠実に遂行した、ということではないかと思う。そのような人が増えることを希望。

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2010/07/12

元警官による回想録は迫力があり、一気に読むことができる。 警視庁捜査一課殺人犯とは違うことが書いてあり興味深い。 それは被疑者を信じるかどうか。捜査一課の方は被疑者を信じることにより自供を得るパターンであったが、捜査二課の方は経験上相手は基本的には嘘をつき、罪から逃れたい存在だと...

元警官による回想録は迫力があり、一気に読むことができる。 警視庁捜査一課殺人犯とは違うことが書いてあり興味深い。 それは被疑者を信じるかどうか。捜査一課の方は被疑者を信じることにより自供を得るパターンであったが、捜査二課の方は経験上相手は基本的には嘘をつき、罪から逃れたい存在だとする。確かに、容疑者にだまされたエピソードもある。 どちらかというと二課の方が人間的な感じがしている。 エッセンスは以下のとおり。 人は嘘をつき、逃げる。 すぐメモをとれ。すぐ忘れるから。 逃げ切れると思っているうちは、被疑者は自供しない。もうだめだと思ったら話す。 「金もらっただろ」と追求しても金もらわず商品券で賄賂をもらっている犯人もいる。その犯人は金をもらっていないから「金をもらっていない」としか答えない。質問の方法は考えないと、相手は消極的な嘘で帰してくる場合がある。 人は逃げるときは左に向かいやすい。 「明日話します」と言われ死なれたことも多い。聞くならすぐ聞け。 地道な裏付け捜査をサボる警察官がある。後でばれるし、首になる。 指揮脳力のない幹部ほど良く焦る。 捕まっても身元がわからないよう写真撮られる際にヘンな顔をして、新聞に出ても判らないようにする。そして家族を守る。 本を読んで人格形成せよ。 部下の前で感情をあらわにするな。 書類の文は短めに。後で修正しやすいからだ。

Posted byブクログ

2009/12/05

ノンキャリア警官の捜査日誌。面白い。 大企業のトップや高級官僚の目線を、われわれの目線まで引き下げるのは結構大変だそうだ。

Posted byブクログ

2009/10/04

警視庁捜査二課立川分室監理官(警視)で中途退職したたたき上げ刑事の半生記。外務省内閣官房報償費詐欺、道路公団汚職などの捜査裏話も。 捜査技術が団塊世代の刑事大量退職で継承できないことに強く危機感を訴える。

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