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“文学少女"の追想画廊(1) の商品レビュー

4.4

12件のお客様レビュー

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“文学少女”シリーズを支えた挿絵の集大成

少々大袈裟な物言いになるが、ライトノベル史上に残る名作には作品世界を補完する挿絵とのベストなカップリングが不可欠である。作家と絵師とのコラボレーションの成功無くして名作は有り得ないと考える。そのお手本のような存在が“文学少女”シリーズと言えよう。その挿絵部分を網羅し、本編エピロー...

少々大袈裟な物言いになるが、ライトノベル史上に残る名作には作品世界を補完する挿絵とのベストなカップリングが不可欠である。作家と絵師とのコラボレーションの成功無くして名作は有り得ないと考える。そのお手本のような存在が“文学少女”シリーズと言えよう。その挿絵部分を網羅し、本編エピローグの空白期間を埋める短篇まで収録された贅沢な1冊が本書である。第1巻から順を追って掲載されているので本編を思い出しながら頁を進めることができる。遠子先輩の最初期、超初期キャラデザインといったお宝もふんだんに収録されており資料価値も高い。本書自体の表紙カバー案が3パターンあったことも判る。ただし琴吹さんのスケッチが1頁だけ!なのが激しく残念ではあるが。そして、特別ショートストーリー『いつか、きみに会う日まで』と題された短篇がまた良い。この作者は本当に話の落としどころが上手である。「井上ミウは、みんなの作家だけど、井上心葉は・・・・・・」という結末にぐっとくる。今更ながらに流人くんの言葉の意味を理解したか、とツッコミたくもなるが、あの頃の心葉は琴吹さんスキーだったからなぁ、仕方無いか。内容的には充分に星5つなのだが、本音を白状すれば2000円を切って欲しかったので星1つマイナスということで。

DSK

2015/07/31

野村美月&竹岡美穂の"文学少女"シリーズから2008年に発表されたイラスト集です。文学少女シリーズ本編が完結した記念に発売されました。掲載されてるイラストは、本編に関するもののみですが、文庫の表紙や挿絵、様々な販促用に描かれたものが大判で見れます。この...

野村美月&竹岡美穂の"文学少女"シリーズから2008年に発表されたイラスト集です。文学少女シリーズ本編が完結した記念に発売されました。掲載されてるイラストは、本編に関するもののみですが、文庫の表紙や挿絵、様々な販促用に描かれたものが大判で見れます。この独特の淡いタッチの絵に癒やされます。そして、おまけショートストーリーは文学少女を読んできたファンは必読です。文庫だと物語を引き立てるためのイラストだったのが、イラストを引き立てるために文章があるような錯覚に陥ります。そのくらい切っても切れない関係にあります。

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2013/01/19

今までの口絵に表紙に、白黒挿絵。 そしておまけの書き下ろし文。 口絵のカラーには、載っていたそのままに文章付き。 そうそう、と思い出しながら眺めていましたが やはりお目当て(?)は文章。 貴方達交流続いてたんだ、というのが最初の感想?w 相手を想う気持ちが、何だかまっすぐで透明...

今までの口絵に表紙に、白黒挿絵。 そしておまけの書き下ろし文。 口絵のカラーには、載っていたそのままに文章付き。 そうそう、と思い出しながら眺めていましたが やはりお目当て(?)は文章。 貴方達交流続いてたんだ、というのが最初の感想?w 相手を想う気持ちが、何だかまっすぐで透明で 何にも変わってないな、と。 しかし意地っ張りと言うか、初志貫徹というか。 取っておいたものはより美味しい? 多分完全に違うと思いますがw

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2012/03/26

『文学少女』本編を読み終えて、もう一度遠子と心葉に会いたいよーと心が騒いで止まないので、渋々(嘘)手に取った画集です。 本編イラストの回想はもちろん、スケッチブックと作家仲間からの寄せ書きも多々収録されており、『文学少女』ファミリーに加わるには申し分のない一冊です。強いて言えば...

『文学少女』本編を読み終えて、もう一度遠子と心葉に会いたいよーと心が騒いで止まないので、渋々(嘘)手に取った画集です。 本編イラストの回想はもちろん、スケッチブックと作家仲間からの寄せ書きも多々収録されており、『文学少女』ファミリーに加わるには申し分のない一冊です。強いて言えばもう少し書き下ろしがあればと密かに残念でしたが・・・・・・ドス黒い読者の欲が出ただけかもしれません(笑) 『文学少女』ファンなら是非目を通して欲しい一品です。

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2019/03/22

文学少女シリーズの透明感ある挿絵を集めた画集。私にとっては、「月を孕く水妖」の白いサンドレスの遠子のためだけにでも買う価値があるのだが…。 本と音楽のある世界だけが、私を美しくしてくれた。 様々な世界を見て、触れて、学んで私はおとなになった。でも、私の最も美しいものは、触れる...

文学少女シリーズの透明感ある挿絵を集めた画集。私にとっては、「月を孕く水妖」の白いサンドレスの遠子のためだけにでも買う価値があるのだが…。 本と音楽のある世界だけが、私を美しくしてくれた。 様々な世界を見て、触れて、学んで私はおとなになった。でも、私の最も美しいものは、触れることができないし示すこともできない。 遠子さん、私はあなたになりたかった。

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2010/02/04

欲しいけど金銭的に見送りかなーと思ってたのに、「井上ミウは みんなの作家だけど 井上心葉は~」の一節を見てしまい、気付いたら購入してました。 後悔はないです(笑)

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2009/11/30

竹岡さんのほんわりした画風がとてもすき。 挿絵とか、いろんな場面を思い出しながら見てました。 遠子先輩に振り回されたい…

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2009/10/29

ホホ、ワタクシ竹岡美穂先生はデビュー作(たぶん) 妹さんである竹岡葉月先生の「ウォーターソング」からのファンでした。 ちなみに「ウォーター~」の刊行は確か2000年。 サモンナイトの飯塚先生もサモンナイト初公開(1999年)から好きだった んですが自分の目の高さにほれぼれしており...

ホホ、ワタクシ竹岡美穂先生はデビュー作(たぶん) 妹さんである竹岡葉月先生の「ウォーターソング」からのファンでした。 ちなみに「ウォーター~」の刊行は確か2000年。 サモンナイトの飯塚先生もサモンナイト初公開(1999年)から好きだった んですが自分の目の高さにほれぼれしております(アフォ)♪ この2人の先生に共通なんですが構図やファッション、 表情などのセンスがたまらない。 (サモンナイトのキャラデも、飯塚先生以外なら竹岡先生… とか思ったことも(おい) 全部読んだので(あ、最終巻の本編まだだ!)、 絵は既出ばかりを覚悟してましたが 初めて見るものもラフ含めたくさん! 特に「神に挑む作家(上)」の口絵の遠子先輩と「神に挑む作家(下)」の 最後のページの2ショット絵は大好きです。 あとコレ1番かもなのが、1巻の口絵ですね。 あの遠子先輩と心葉君を見て「読みてぇ!」と思ったのを覚えてます。

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2009/11/13

イラスト自体はほぼ文庫のイラストなのですが 大きなサイズで見れて美しいです。 描き下ろしのSSも掲載されています。 ただ、他の作家さんによる寄稿は必要なかったかなぁと思います。 ちょっと大きくて素材があまり見たことない紙なので 保存にはちょっと困るかも知れません… ただ、本当に...

イラスト自体はほぼ文庫のイラストなのですが 大きなサイズで見れて美しいです。 描き下ろしのSSも掲載されています。 ただ、他の作家さんによる寄稿は必要なかったかなぁと思います。 ちょっと大きくて素材があまり見たことない紙なので 保存にはちょっと困るかも知れません… ただ、本当に美しいです。 文学少女ファンの方は購入をおススメします。

Posted byブクログ

2009/10/04

竹岡美穂さんのイラスト集。 水彩のような色使い・筆さばき(?)のCGで、儚い感じのイラストを描いています。 葉月美月さんの小説・「文学少女」シリーズの挿絵が集められています。

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