人類は衰退しました(4) の商品レビュー
妖精さんとのサバイバル生活がよかったです。そのまま建国する勢いで暮らす孫ちゃんの様子がほほえましいですな。 人退シリーズは全体的にほのぼのしているのですが、その中でも細かい台詞回しや描写にロミオさんのセンスが感じられます。
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新書購入 SF。まがうことなく。 人類は緩やかに衰退し、地球は妖精さんたちのものになりました。 主人公の女の子は菓子作りが得意な、のほほんとした人間。妖精さんと調停する役職についていて、事件に巻き込まれる。 妖精社という露骨に妖しい会社の品物が、物資不足の村に勝手に補充され、真相を確かめるために調停官は勢揃い(主人公・祖父・助手さんの三人で)で工場に乗り込む。 合成、着色の単語まみれのえげつない合成パン。(パンっぽい味をしていればいいという規定のもとに作られている、食べる気を削ぐパン) まずいジャム。 知性をもったチキン。(首がなくて、羽根はむしられていても、元気に活動中。 それがなんとか解決すると(妖精さんっていつも自分の作ったものに負ける)、妖精さんの人口過密問題発生。彼らの中にストレスが生まれて、イジメが~。 爆発増殖させたのは主人公なので、妖精さんのいない地域に何人かの妖精さんを伴い、単身赴任。 そして漂流(といっても、湖の中の島に流されただけですが) けっこう妖精さんの負の部分もわかってきた。 可愛らしいだけではないんだなー。 仲間が死んでも気にしない。学習しない(コレ一番困るかな)。 今回も大変おもしろいお話です。 特に、パン工場の「一斤」のところは、吹き出さずにはいられません♪ ブラックですが♪
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すっかりサバイバル精神たくましくなった主人公 もうちょっとやそっとのトラブルじゃ動じなくなった姿に涙 一端の冒険家なみに適応できちゃってる もともとインドア派だったのに… 今回は妖精さんにしては珍しい姿が見られるエピソード あんなにほわほわしてる妖精さんでも鬱になったりしちゃう...
すっかりサバイバル精神たくましくなった主人公 もうちょっとやそっとのトラブルじゃ動じなくなった姿に涙 一端の冒険家なみに適応できちゃってる もともとインドア派だったのに… 今回は妖精さんにしては珍しい姿が見られるエピソード あんなにほわほわしてる妖精さんでも鬱になったりしちゃうんだね、とネガティブっぽい姿が 主人公も毎回大変な目にあってるためか危うさを感じられないくらいのサバイバーに タフさと図太さは流石ですね なんとなく今回はドラえもんを思い浮かべるような話でした
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[購入時] ようやく1巻を読みかけてるところなんだけど、これはなかなか面白いですな。 [読了時] 割とサクサクと新展開があっていいね。あと2、3冊で完結するのかな。
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今回は、妖精さん大活躍で満足 妖精さん工場操業記の前半もおもしろいが、建国記たる後半のドタバタ加減がよいな。
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とうとう4巻目です. 今回はクスノキの里が物資不足に陥る話と 「私」が島に行く話でございます. イキナリですが, パンがパンである必要は無いのです. 酵母とか発酵も無くても良いのです. パンっぽい色と形と味がすれば良いのです. なんて恐ろしい・・・. まるでファ●タオレンジ(無果汁)とか 「原材料名:イチゴエキス」とか, そういう本当は怖いファストフードみたいな感じです. 天然由来成分と人工成分の違いが 自然物から薬品とか何とかで抽出したか 最初から化学反応で作ったかの違いでしかないとか・・・. なんか違うか? まぁいいや,とにかく パンのような味がして,パンのような香りと色と食感があるのに そうなるように合成したパンみたいなものと パン屋さんがコネコネしてイースト菌が頑張ったパンとの 見分けが付かなくなった時,どちらを食うべきなのだろうか. きっと合成パンが安くてパン屋さんのパンが高いんでしょう. そーいえば, ドラえもんの道具に「グルメテーブルかけ」ってあったんだけども アレも食材から調理してるんじゃなくて合成食っぽいよね・・・. 妖精さんたちと「私」がクスノキの里の妖精密度を下げるために 新天地を目指して妖精の少ない土地へ移動する話. なんだかんだで島に漂着して そこで「私」を女王様にした妖精国家の建国. 愉快な植物がたくさん出てきて笑える. そういえば,蚕の幼虫が吐いた糸で作った服は高級品なのに 蜘蛛の糸で作った服は無いのぅ・・・. あの糸ってかなり頑丈だから強い布が出来そうな気がするんだけども・・・. やっぱりあの,糸を生産している奴らの外見の問題か? でも蜘蛛も幼虫も生理的嫌悪感で言えばそんなに変わらない気がしないでもない. 次回,なにかが起こるそうです. いやー,楽しみだ.
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妖精さんとわたしのほのぼのなのにシュールな物語。 時折顔を出すドSな主人公に笑い妖精さんの可愛さに悶え妖精さんのドライさに怯える一冊。妖精さん主人公の事好きすぎですね(笑) この世界観が物凄く好きだなあ。次巻で大きな出来事が起こるという予告にもワクワク。早く続きが読みたいです。
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ありとあらゆる光景がちょっと想像してみるとあまりにもシュール。この世界観好きです。今回のクリティカルヒット:「おめーのせき、ねーです?」
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相変わらずほほえましいのに薄ら寒いこのシリーズ。 今回はぐっと薄くなりました。青猫ボロットみたいに無限ループできるシリーズですね。 最初のお話は妖精社のお話。 「ずっといっしょでええやないのー」なんて言える新人類=妖精さんの可愛さは堪りません。電車の中で身悶える。 消える人々/...
相変わらずほほえましいのに薄ら寒いこのシリーズ。 今回はぐっと薄くなりました。青猫ボロットみたいに無限ループできるシリーズですね。 最初のお話は妖精社のお話。 「ずっといっしょでええやないのー」なんて言える新人類=妖精さんの可愛さは堪りません。電車の中で身悶える。 消える人々/品のないチキンの反乱/そして消えた妖精達――と書き出すとすごいホラー。 しかし訳が「肛門!」には吹きました。いや、意味は分かるんだけど、直訳するとマヌケだなぁ。 次が漂流生活。 キタコレ毎巻1話は収録されている薄ら寒い話。 ほのぼのしてるのに皮肉じみていて、ああ人の歴史はこれの繰り返しかと泣きたくなります。 贅沢や幸せを求めた結果、人類は衰退しました。 文体はほのぼのしているのに、話の中身が怖すぎる。何も知らないのが怖いのか、楽さを求めることが怖いのか。 読み終わったあとにしばらく呆然とする恐ろしさ。
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過疎化している人間の食糧不足と、小さな妖精さんの過密化による社会問題という何ともアンバランスな二つのお話。 しかも、冒険だけど前回みたいなアドベンチャーでもないし。 何千年経って、地球の支配者が人間ではなくなっても、起こる問題って変わらないんですね。解決方法は、ぶっ飛んでますけど...
過疎化している人間の食糧不足と、小さな妖精さんの過密化による社会問題という何ともアンバランスな二つのお話。 しかも、冒険だけど前回みたいなアドベンチャーでもないし。 何千年経って、地球の支配者が人間ではなくなっても、起こる問題って変わらないんですね。解決方法は、ぶっ飛んでますけど。 面白い。(11/13)
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