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小海永二翻訳撰集(第2巻) の商品レビュー

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2012/11/17

もしアンリ・ミショーを、麻薬に溺れた異常な詩人だという認識の方がおられるなら、意義を申し立てたいと思います。 そういえば、紛らわしいというか半信半疑というかそう思えなくもないのが、たとえば卑近な例で言うと、先日知り得た方がちょった変わった見方をされていましたのでご紹介しますが、...

もしアンリ・ミショーを、麻薬に溺れた異常な詩人だという認識の方がおられるなら、意義を申し立てたいと思います。 そういえば、紛らわしいというか半信半疑というかそう思えなくもないのが、たとえば卑近な例で言うと、先日知り得た方がちょった変わった見方をされていましたのでご紹介しますが、どうしようもなく小心で自堕落だったが故にアル中がらみで死んだ中島らも(たとえ奇病=ナルコレプシーだったとしても。色川武大もそうでしたがアル中にも麻薬中毒とも無縁でした)や、本当は音痴なのを誤魔化したり、若者の教祖として演出されて自分とのギャップに耐えかねて、アル中と薬中の両方で死んだ尾崎豊とは根本的に違う、といったものですが、いかがですか? もちろん多いに異論ありで、熱狂的なファンの方は許し難い偏向デマとおっしゃるとは思いますが、そういう異見もあるということです。 アンリ・ミショーのそれは、壮大な新しい精神の実験とでも言うのでしょうか、まさに命を賭けた死と隣り合わせの行為でした。メスカリンという麻薬・幻覚剤を6年間も吸飲して次々と詩集を出しました。 繰り返しますが、堕落して麻薬に溺れたのではけっしてありません。 『みじめな奇蹟』(1956年)『荒れ騒ぐ無限』 ・・・・・途中ですが、どうも構文がよくありませんので、近々書きなおし(!)→完成させますので、お許し下さい・・・・・ この感想へのコメント 1.カーチャ (2009/07/09) 小海先生、懐かしいです。袖振り合ったくらいの縁ですが。 2.薔薇★魑魅魍魎 (2009/07/15) ひょっとして横浜国大?  高橋源一郎は除籍ですが、小海永二教授は1966年から95年までいらしたのですから、確実に教わっていますね、いいな。 私は本でしか知りませんが、西脇順三郎や天沢退二郎と共に、恩師といっていいくらいに読みました。

Posted byブクログ