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アジア人との正しい付き合い方 の商品レビュー

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2009/10/07

20数年シンガポールで日系新聞の記者と日本語教師、そしてマレー人女性と結婚。異文化体験は豊富な方の語り口は説得力がある。現在は大分の立命館アジア太平洋大学で教鞭を取る著者の異文化交流論。 21世紀は否応なく内なる国際化に誰もが晒される時代だ。看護婦や介護士などの人材をアジアから...

20数年シンガポールで日系新聞の記者と日本語教師、そしてマレー人女性と結婚。異文化体験は豊富な方の語り口は説得力がある。現在は大分の立命館アジア太平洋大学で教鞭を取る著者の異文化交流論。 21世紀は否応なく内なる国際化に誰もが晒される時代だ。看護婦や介護士などの人材をアジアから招聘、就労目的で日本に移民する(2〜3年の就労滞在でも移民というそうだ)人々も多くなった。だから21世紀は「相互依存の経済の時代」でもある。アメリカンスタンダードのグローバル化ではなく、ボーダーレス化が急速に進んでいる。 しかし異文化へのまなざしへの知識や経験はまだまだ不足している。時間への意識や人との接し方はそれぞれ違うし、自国の常識と他国の常識は異なる。異文化への理解と自国の習慣をわかってもらえる努力を惜しんではいけない。著者の言う「多文化共生社会」に生きていく我々はそれを柔軟に受けとめなければ・・。

Posted byブクログ