ビジネスマンのための時代小説の読み方 の商品レビュー
「時代小説を読まないのは子供であり教養がない。時代小説を読んで大人になれ。そしてビジネスに生かせ」という煽り本。著者の本業は哲学者なのでかなり違和感があるのだが、出版社の意向でそういうテイストになっているのだろう。 司馬はエリート向け、藤沢はノンエリート向け、池波はスペシャリスト...
「時代小説を読まないのは子供であり教養がない。時代小説を読んで大人になれ。そしてビジネスに生かせ」という煽り本。著者の本業は哲学者なのでかなり違和感があるのだが、出版社の意向でそういうテイストになっているのだろう。 司馬はエリート向け、藤沢はノンエリート向け、池波はスペシャリスト向けといった分類は面白く、一口に時代小説といっても読者層は違うだろうなと思わせる。ただし、司馬作品は時代小説じゃなくて歴史小説であるというツッコミはあるだろう。 全部で100冊程度紹介されており、著者の煽りは無視して単なる時代小説のブックガイドとして活用するには悪くはない。
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司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平はビジネスマン必読。 家康の最大の特徴は徹底した現実主義思考にある。人間は思考はもともと幻想的だ。人間は現実の中に生きながら、思考に限れば幻想の霧の上で作りあげようとする生き物だ。 信長や秀吉と違って、現実的思考だけで試行を作り上げようとした家康と...
司馬遼太郎、池波正太郎、藤沢周平はビジネスマン必読。 家康の最大の特徴は徹底した現実主義思考にある。人間は思考はもともと幻想的だ。人間は現実の中に生きながら、思考に限れば幻想の霧の上で作りあげようとする生き物だ。 信長や秀吉と違って、現実的思考だけで試行を作り上げようとした家康とは、一種の超人なものかしれない。 信長や秀吉は、派遣をつかむ夢に生きる。 おれでなくちゃ務まるか!というじぶはこの仕事が好きで好きでたまらないということに支えられてはじめて重みがつく、地位ではない。評判でもない。金でもない。 ビジネスチャンスや仕事を失わないために自分が携わるビジネスやそこでの技を絶えず磨いておくことは必須である。同時に一つのものに執着せず、つねに別種のビジネスや技術を視野においておく必要がある。ふた知以上の仕事を持つ、あるいは準備しておく必要性。
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ビジネスという視点が乏しかった感がある。時代劇の勧めのような中身になり中盤以降げんなり。 ただ、司馬先生の先生のレビューは非常に生き生きとしており、確かにビジネスに役に立ちそう。梟の城、風神の門、飛ぶが如く、国盗り物語を読んでみようか。あとは鬼平や真田太平記も面白そうだね。 冒頭...
ビジネスという視点が乏しかった感がある。時代劇の勧めのような中身になり中盤以降げんなり。 ただ、司馬先生の先生のレビューは非常に生き生きとしており、確かにビジネスに役に立ちそう。梟の城、風神の門、飛ぶが如く、国盗り物語を読んでみようか。あとは鬼平や真田太平記も面白そうだね。 冒頭にも書いたがビジネスという観点での軸が明確ではない気がして残念。
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