「後期高齢者」の生活と意見 の商品レビュー
1932年、日本橋両国の享保年間創業の和菓子屋に生まれた小林信彦さん「後期高齢者の生活と意見」、2008.12発行、著者76歳の時のエッセイです。3つの章立てです。後期高齢者の生活と意見、趣味がなければ生きられないのでたとえば読書を、昭和と東京。高校時代、まわし読みされた本は、ま...
1932年、日本橋両国の享保年間創業の和菓子屋に生まれた小林信彦さん「後期高齢者の生活と意見」、2008.12発行、著者76歳の時のエッセイです。3つの章立てです。後期高齢者の生活と意見、趣味がなければ生きられないのでたとえば読書を、昭和と東京。高校時代、まわし読みされた本は、まず太宰の「人間失格」、次が三島の「仮面の告白」だったそうです。私が読んだのは、大学に入ってからでした。
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タイトルから想像すると、後期高齢者となった著者が、自身に起こった出来事を踏まえた政治派エッセイかと思っていた。が、読んでみると、75歳を迎え、後期高齢者となった著者が過去の読んだ本や出会った人、自らの人生などを振り返るという内容だった。 誤解を招く本のタイトルだ。「なんだよ、ソ...
タイトルから想像すると、後期高齢者となった著者が、自身に起こった出来事を踏まえた政治派エッセイかと思っていた。が、読んでみると、75歳を迎え、後期高齢者となった著者が過去の読んだ本や出会った人、自らの人生などを振り返るという内容だった。 誤解を招く本のタイトルだ。「なんだよ、ソレ」って言いたくなる。このタイトルと中身は合ってないんじゃないの? とはいえ、75歳とは思えない元気な文章。こんな文章でお金を稼いで、老後を過ごす。こんな老人になりたい。
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