あの時マイソング ユアソング の商品レビュー
阿久悠「ヒット曲とは時代の飢餓を満たすもの」 都倉俊一「ヒット曲とは時代とのキャッチボール」 古賀政男「詞が旦那で曲は女房」 第一章は「ヒット曲が生まれる瞬間」 リンダ「どうにもとまらない」から始まりフィンガー5、山口百恵、ペドロ&カプリシャス、狩人など挟みながらもメイ...
阿久悠「ヒット曲とは時代の飢餓を満たすもの」 都倉俊一「ヒット曲とは時代とのキャッチボール」 古賀政男「詞が旦那で曲は女房」 第一章は「ヒット曲が生まれる瞬間」 リンダ「どうにもとまらない」から始まりフィンガー5、山口百恵、ペドロ&カプリシャス、狩人など挟みながらもメインはピンクレディー7曲の回顧録。阿久悠の本を先に読んでいたので答え合わせの気分。但し阿久悠がピンクレディーの初回プレスが60-80万枚であったことは触れたものの、それがいかに桁外れだったかを都倉俊一は当時ビクターの1日最大プレス数が5万枚というデータを持って具体的に説明してくれている。また「透明人間」の発売間隔が短かったことからも当時のオトナ達の行き過ぎた金稼ぎについて言外に揶揄している様子。 第二章は「作曲家という仕事」 最初のヒット曲、ゴルフ、宝塚など。 郷ひろみの「ハリウッドスキャンダル」も楽しいけれど南野陽子の所属事務所社長だったとは知らなかった。1987年にパートナーに譲ってとあるがその年は南野陽子がアーティスト別レコード売上1位だった年(翌年大河)。そのまま都倉俊一の傘の下なら紅白も出られたのかな。とか。 幻の北朝鮮スパイ映画音楽の思い出を綴った「暗号名、黒猫を追え!」、江戸時代の「草」、親に捨てられる子供になぞらえた「レコード会社」。 第三章は「日本を離れて」 ここはあんまり。ただ少女隊にいいデビュー曲を作ってくれてありがとうございます。 第四章「忘れ難き人達」 谷村新司のエピソードがおもろいかな。 第五章「時代とともに」 百恵の新人賞落選、ピンクレディーのラストシングル、1番びっくりしたのは倉田まりこ。
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