グローバル・シティ の商品レビュー
141108 中央図書館 情報技術の進歩により、金融セクタは集中が進んだが、リアルの生産産業はグローバルレベルでの分散化が進んだ。これは、従来の国際経済学や都市経済学のフレームが適用できなくなり、概念の変更を迫っているということではないか、という問題提起。
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IT・金融のグローバル化の発展で、都市にグローバルエリートが集まって、新しい富裕層を形成する一方で、ビルメンテナンスや飲食業など新たな貧困層を形成する、二極化が見られるという話…
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社会学の分野とかでは外せない一冊らしい。wikiでも『世界都市』などで検索してみると出てくるが、簡単に言うと『世界都市』とは国内の大都市というだけでなく、国際的な人・物・金が集積または流通する機能を備えていること。 著者のサスキア・サッセンは手垢の付いた『世界都市』という言葉を...
社会学の分野とかでは外せない一冊らしい。wikiでも『世界都市』などで検索してみると出てくるが、簡単に言うと『世界都市』とは国内の大都市というだけでなく、国際的な人・物・金が集積または流通する機能を備えていること。 著者のサスキア・サッセンは手垢の付いた『世界都市』という言葉を『グローバル・シティ』に言い換えることで言葉の再定義をはかったのだ。そしてグローバル化が進む現代においてグローバルシティの果たす役割や定義などを詳しく解説している。ちなみに2010年世界都市総合ランキングによるとNY、ロンドン、パリに続いて4位が東京でした。
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議論が荒っぽいという批判が出るのもやんぬるかな、と思いつつ、なかなかに刺激的な論考ではあったので星4つ。
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サッセンは移民労働者問題を研究されていた方だが、都市の中心を担う情報・金融・不動産活動の集中した都市をグローバルシティとして位置づけ、そこで周辺化された新たな低賃金層も生まれていることを本書では指摘している。
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