死に至る病(文庫版) の商品レビュー
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死に至る病 それは絶望。 学生のとき哲学の先生がキルケゴール、キルケゴールと言っていてそのことだけを覚えている。倫理も哲学も。 死に至る病 あなたはあなた自身を信仰すればいい、か。 真理。 自分のことが好きだと言える価値観を見つけない。それがメッセージらしい。
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絶望とは死に至る病。精神保健学を学んでる時にキルケゴール出てきたので気になっていた本。マンガでわかりやすくて良かった。
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自分を理解できるのは自分自身しかいないはずだ… 世界は必然的ではなく、偶然的なものだ… 現在の自分たちが相手にしなければならないものは、どうしようもなく不条理で理不尽なもの、まったく、先の読めない「不安」という名の現実そのもの。 時間は前向きに進むが、自分の人生は後ろ向きにしか理解できない。 我々は今をどう生きるかが大事。 その生き方の一つ目は、「感性的な生き方」 この生き方は常に外からの刺激が必要で、それに流されるがままになり、主体性が薄れ、自分をコントロールできなくなる。その結果、自分の責任を放り出す。 二つ目の生き方は、「倫理的な生き方」 感性的な絶望から抜け出すことを目指し、世界と関わっている自分のあらゆる可能性の中から自分が正しいと思う自分を選ぶ。
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文庫本で読み、何度も挫折しているので頼ってみた。 とても理解しやすかったので読後感は爽快。 人間=絶望 という枠から入り、ヘーゲルの弁証法から二つの生き方を提案し、更に今自分が陥っている絶望の種類も分析できる仕組みになっている。 感性的に生きるよりやはり自分も論理性に生きたい。 ...
文庫本で読み、何度も挫折しているので頼ってみた。 とても理解しやすかったので読後感は爽快。 人間=絶望 という枠から入り、ヘーゲルの弁証法から二つの生き方を提案し、更に今自分が陥っている絶望の種類も分析できる仕組みになっている。 感性的に生きるよりやはり自分も論理性に生きたい。 その為のノウハウも描かれている。 自己分析とそれを受け入れる勇気から初めて自分を変える事になる。
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全体像をざっくり掴むにはとてもよかった。 自分らしくある/自分を信じるっていうことができなくなると、絶望=死に至る病になってしまうっていうような考えにはシンプルに共感する。 漫画ではキルケゴールの生い立ちとかが書いてあるので思想に共感しやすく、身近なテーマだと感じることができ...
全体像をざっくり掴むにはとてもよかった。 自分らしくある/自分を信じるっていうことができなくなると、絶望=死に至る病になってしまうっていうような考えにはシンプルに共感する。 漫画ではキルケゴールの生い立ちとかが書いてあるので思想に共感しやすく、身近なテーマだと感じることができる。 むずかしいことを言っているようで、今となってはありふれているテーマだと思うが、だからこそ哲学的にゆっくり考えるというのは気持ちが落ち着く。 内省的なモードになるための土台となってくれる実存哲学。原本のほうもゆっくり味わってみようと思います。
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この漫画は、「死に至る病」っていう本を漫画化してるんじゃなくて、オリジナルストーリーの中でキルケゴールの哲学を紹介しています。 登場人物は、中学生の男の子と、そのおばさんです。 いろんなことに悩んでいる中学生男子に、フリーライターの叔母が、キルケゴールの哲学を紹介するっていうスト...
この漫画は、「死に至る病」っていう本を漫画化してるんじゃなくて、オリジナルストーリーの中でキルケゴールの哲学を紹介しています。 登場人物は、中学生の男の子と、そのおばさんです。 いろんなことに悩んでいる中学生男子に、フリーライターの叔母が、キルケゴールの哲学を紹介するっていうストーリーになってます。
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昔活字の本で読んだが理解し切れなかったし、よく覚えてないのでマンガで分かりやすく掻い摘んで読めてよかった。著者の原典への理解度はどのくらいなのかわからないから、こちらもそのつもりで軽めに読んだ方がいいかも知れない。
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そのシリーズでは珍しく、解説本って感じだった。 難しい内容ではあるし、噛み砕いて説明するのも難しいとは思うけど、言葉がそのまますぎて説明にもあんまりなってなかったな…。
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まんがで読破を読破するシリーズ。 このシリーズでたまにある、原著を漫画化するのではなく、現代に置き換えたストーリーの中で、登場するキャラに原著を語らせるパターン。確かに、哲学書は難しいか。 「死に至る病」とは絶望という精神の死のこと。 絶望からの突破口は信仰による飛躍しかないって...
まんがで読破を読破するシリーズ。 このシリーズでたまにある、原著を漫画化するのではなく、現代に置き換えたストーリーの中で、登場するキャラに原著を語らせるパターン。確かに、哲学書は難しいか。 「死に至る病」とは絶望という精神の死のこと。 絶望からの突破口は信仰による飛躍しかないってところで、宗教チックでちょっと引いたけど、親の敷いたレールで苦しんだ主人公とキェルケゴールのエピソードから、しっかり自分を持てってことが言いたいことなのかと理解。
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自分がなく家庭でも学校でも上手くいかない主人公が、キルケゴールの自己と向き合う考え方を聞き、生き方を改める本。 ヘーゲルの流れを汲んだキルケゴール哲学が分かりやすく説明されてて良かった。
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