愛とカルシウム の商品レビュー
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障害者って意外とわがままでキツイ、とネットで見かけたことがあったのでで(もちろんそうじゃない人の方が多いと分かっていますが)出てくる人たちがとてもリアルに感じられた。置かれている状況と、思春期特有のイタさが痛々しい主人公。このあとどうなるんだろう。ラストは少し救いがありますが、続編を読むのが楽しみなような怖いような。それにしてもこういう本は初めて読んだなあ。
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障碍を持った主人公と、施設で暮らす人たちの物語。自分の身体のことで手一杯の主人公が雀の雛を拾い、世話をしながら生活をしていく様子が描かれています。 物語は、主人公の軽い調子の一人称で進行していきます。が、そこで語られている内容はかなりリアルで、シビアな現実を読者に突きつけてきます。基本的に明るい主人公が、些細なことで心を乱したり日常生活もままならぬといった描写を見ると、胸を締め付けられるというか読者である自分もわりかし凹みます。逆に言うと、読者にそんなことを思わせるくらい作者の筆力があるということで、感心しつつ読んでいました。 拾った雀に対して主人公が傷つけてしまった経験(故意ではなく過失です)を通じて、主人公の母親に対する理解に繋げたのは上手だなあと思いました。 こういう作品(生と死が紙一重の人間の物語)を描くのは、一見簡単そうでとても難しいと思います。が、物を書くのが好きな人間としては、一度挑戦してみたいジャンルだなあとあらためて感じました。 優しくてとても良い本だと思います。
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生きる 死ぬ役に立たないから迷惑かけるから死んじゃおう というわけにはいかないたぶん文体的には 若い人向けでちょっときつい
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