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少年探偵団 の商品レビュー

3.4

25件のお客様レビュー

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2024/04/16
  • ネタバレ

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小学生の時にハマって何冊も読んだシリーズ。こどもがミステリーを楽しめるといいなと借りてきました。 今読むと、伏線が単純で先の読める展開なうえ、穴を掘って地下へ逃げるトリックや親しい人にもバレない完璧な変装や腹話術を駆使したり、現実的には無理のあって子供騙しでなら楽しめるミステリーだと思いました。 また、この話ではどうやって本物の門野老人を助け出したのかが書かれていないし、二十面相の隠れ家を明智探偵が部下の後を追って見つけたのも、二十面相との掛け合いをしていてそんなタイミングがなかったはずだし、文字であっさり解決しているけど疑問に残った点が多く、小学生時はこれに夢中だった自分に成長したなって思いました(笑)

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2022/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インド人に化けるあたりは「そうはならんやろ」と思ったりもするけれど、冒険活劇だし…タイトルの少年探偵団が活躍するのは前半で、後半は明智と二十面相がメイン。最後に少年探偵団が仏像に化けて大活躍するけれど。そして前作よりも二十面相のうっかりに磨きがかかってしまったような…?小林少年は女装したり仏像になったり大変だな!!ラストの爆発、二十面相は滅びぬ!何度でも蘇るさ!!という気概を感じる。

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2022/01/21

これを本当に子供が読んでいたのか、、。 現代では絶対に考えられないトリックのミステリー小説ですが、古い作品だからこそのツッコミどころのある面白さと特有の語りも相まったカオスな空気が好きでした。 (乱歩本人は狙った訳じゃないだろうけど) たまに読み手に「読者諸君は、」と語りかけ...

これを本当に子供が読んでいたのか、、。 現代では絶対に考えられないトリックのミステリー小説ですが、古い作品だからこそのツッコミどころのある面白さと特有の語りも相まったカオスな空気が好きでした。 (乱歩本人は狙った訳じゃないだろうけど) たまに読み手に「読者諸君は、」と語りかけてくるのが堪らん。 そして何よりも表紙のイラストがぐっとくる。かっこいい。

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2021/12/28

今回も二十面相と探偵団の戦いにワクワクしました。 トリックがよく分からないまま処理されているところもありましたが、それはそれでいいと思いました!

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2021/11/23

大人乱歩が面白かったので、子供向けの作品も読んでみようと思った。 少年探偵団、怪人二十面相。名前は聞いたことあるけど、作品は読んだことない。 面白かった。「少年探偵団を読んで、探偵に憧れた」っていう人をよく聞くけど、分かる気がする。自分が子供の頃に読んでいたら、絶対に何か影響...

大人乱歩が面白かったので、子供向けの作品も読んでみようと思った。 少年探偵団、怪人二十面相。名前は聞いたことあるけど、作品は読んだことない。 面白かった。「少年探偵団を読んで、探偵に憧れた」っていう人をよく聞くけど、分かる気がする。自分が子供の頃に読んでいたら、絶対に何か影響されていたと思う。子供の頃に出会いたかったな… ところどころに入ってくる、「読者諸君、これはどういうことかお分かりかな?」とか「少年たちはこれからどうなってしまうのか」とか、メタっぽい言い回しが面白かった。昭和の児童文学ってこんな感じなんだねw

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2021/11/16

子供向けにかみ砕かれて書かれているとはいえ、なかなか楽しい☆彡 子供のころ、図書館にあったなぁ、たしかに暗い隅っこのほうに・・・と乙一さんのあとがきを読んで思いました。そのころ読んだら楽しかったかも。 なにげにあとがきも楽しかったです。

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2021/09/02

『文豪スレトレイドックス』を観てたら 文豪の本を読みたくなります。 読みやすい語り口ですいすい読めて、 前半の黒い影のなぞが膨らんでいくところは ただ引き込まれて楽しめました。 明智先生登場あたりから 徐々に熱が冷めていき、、 まぁまぁふつうに読み終わりました。

Posted byブクログ

2019/02/11
  • ネタバレ

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怪盗二十面相のシリーズと忘れて読み始めて、どういうトリックなんだと思ってたら二十面相さんの登場で、そこからだいたいお話の構成が予測ついてしまった。でも子供向けだから、このくらいの分かりやすさがちょうどいいんだと思う。人が死なないのもいい。 当時のインド人のイメージが、魔術を使うといった風なのが時代を感じる。あと、知らない人にほいほいついてっちゃう幼女。今なんかは、大人が小学生に声かけるだけで「声がけ事案」ってことで、犯罪の一歩手前みたいな扱いをされますが、当時はそこまで警戒されてないよね。 土を掘って逃げるというパターンが多くて、二十面相さんどんだけ地下道作るん上手なんと思った。その手の仕事現場でめっちゃ重宝されるよ(笑) 黄金塔の話では、小林少年の変装とは思わず、不気味な少女がてっきり二十面相側の人間だと思っちゃいました。四日前に雇ったって、めっちゃ怪しいやんって思ってたけど、まんまと私が乱歩さんの手口に引っかかってました。 あと語り口が、ウルトラマンタロウとかレオの瑳川哲朗さんのナレーションを彷彿とさせて、その声で脳内再生されました(笑)

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2018/10/15

うーん、懐かしい。が、内容のほうはそんなに盛り上がらなかったなー。言葉遣いがいかにも時代がかっているのはツボだったけど。

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2017/11/20

------------------------------------------------------------ 「黒い魔物」の噂が東京中に広がっている。次々と起きる少女誘拐事件。そして篠崎家に認び寄る黒い陰の正体とは?「のろいの宝石」の言い伝えは本当なのか?数々の謎に名...

------------------------------------------------------------ 「黒い魔物」の噂が東京中に広がっている。次々と起きる少女誘拐事件。そして篠崎家に認び寄る黒い陰の正体とは?「のろいの宝石」の言い伝えは本当なのか?数々の謎に名探偵明智小五郎と小林少年率いる「少年探偵団」が挑む。 「BOOK」データベースより ------------------------------------------------------------ 明智探偵&小林少年シリーズの2作目。 このシリーズはKindleで買うよりリアル書籍の方が子供も読めていいね。 Kindleで買うのはもうやめよう。 前回、1作目を読んだときには、懐かしさや面白さはあったものの、単純なトリックやわかりやすすぎる設定に「チープだなぁ」と思ってしまったのも事実。 でも、1作目で雰囲気を思い出したことで、今回からは、より子供の感覚に戻りつつ楽しめた感じがします。 こういうのは大人の感覚を維持したまま読んでも面白味がないので、小学生の感覚に自分を巻き戻して、素直~に読むスキルを養うのにいいね。 大人になるとどうしても小賢しい視点になりがちだけど、楽しむためにあえて「小賢しフィルター」を外すっていう訓練ができてる気がする。 今回もやっぱり秘密の通路が出てくるので、地下通路好きな私としては嬉しかった。 いいよね、地下通路。 掘れるものなら掘ってみたい。 あと、読者が子供だからってのもあるけど、このシリーズは基本的に人が死なないのがいい。 誘拐したり泥棒したりはするんだけど、悪人なりの美学があって、血なまぐさいことはしないから。 ストーリーのメインは明智探偵と小林少年なんですが、クライマックスあたりで、少年探偵団が悪者をあっと言わせる場面があります。 個人的にはその場面が一番好き! 自分も探偵団だったら気持ちいいだろうな。 世のお母様お父様がた、是非お子さまと一緒に読んでみてくださいな。楽しいよ。

Posted byブクログ