悩める日本共産党員のための人生相談 の商品レビュー
元共産党ナンバー4が、新潮新書でだした「日本共産党」に対して、いろいろな手紙やメールなどの相談に書籍で応答したという本。当然ながら、読者のQに対して、筆者がAするという、QandAの形で書いてある。 内容は、赤旗、支部活動、お金、議員、幹部への不満の5章構成である。ソ連や中国な...
元共産党ナンバー4が、新潮新書でだした「日本共産党」に対して、いろいろな手紙やメールなどの相談に書籍で応答したという本。当然ながら、読者のQに対して、筆者がAするという、QandAの形で書いてある。 内容は、赤旗、支部活動、お金、議員、幹部への不満の5章構成である。ソ連や中国などを含めた現代の状況を考えれば、書籍の内容はある程度真実だなと思うことも多い。また、党幹部がそれを見て見ぬふりをしていると思う。理念に縛られて、組織が少しずつ厳しい状況になっていると思う。 日本共産党だけではなく、信念などをよりどころにした組織が陥りやすい点として読むこともできると思った。
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2005年にセクハラ疑惑で離党した元幹部ですが、共産党員の悩みを相談するというスタンスで間接的に共産党の問題点、特に赤旗拡販・配達の負担、党費負担、全選挙区立候補が党員の経済的負担に繋がっていることの指摘、また政党助成金を拒否、都心一等地の80億円で建設した本部ビルにテナントを入れないなどの痩せ我慢をやんわりと批判指摘しているところが、原則に縛られて身動きが取れないこの党の実情を明らかにして面白いです。党員の高齢化など、公明党との比較も考えてみればその通りです。最近まで幹部だった人がこのようなことを書いているというのは、きっと現在の幹部も同じような気持ちを持っているのでしょうね。しかし、こういう内幕を直ぐに書く著者の人間性は正直言って信頼できません。
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