すずをならすのはだれ の商品レビュー
寒い冬から暖かい春に。すずの扉のついた可愛い家で、たくさんの動物たちが歌を歌いながら春を待ちます。安房直子さんの世界です。安房直子(1943~1993)著「すずをならすのはだれ」、1978.3発行。
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部屋の中に入って行った動物たちが帰って来ない! これはもしやホラーなのでは……と思ってしまったが、そんなことはなかった。大人なのにビビりつつ読んでしまった。さすが安房直子先生だよ……。 春を呼び込む準備をしている間はたくさんの動物たちに囲まれているけど、春が来たらみんな去ってしまい、春の精がひとり残される。一抹の寂しさを残すラストもすばらしい。
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冬から春になる話。 動物たちが、すずをならした家から出てこないあたりは、ドキドキ(ちょっぴりサスペンス風?)ですが、安房さんのお話は、やっぱりやさしくってあたたかいです。 挿絵も話の雰囲気にあっていてステキなのですが、ウサギだけは「ちょっとちがう…」と思ってしまいました。どうでし...
冬から春になる話。 動物たちが、すずをならした家から出てこないあたりは、ドキドキ(ちょっぴりサスペンス風?)ですが、安房さんのお話は、やっぱりやさしくってあたたかいです。 挿絵も話の雰囲気にあっていてステキなのですが、ウサギだけは「ちょっとちがう…」と思ってしまいました。どうでしょう?
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森の中をさまよっている動物たちが、立寄り、家の中で歌を歌ったまま、家から出てこなくなるという少しミステリアスなお話です。 冬から春にかけての雪山は、食べる物もなく、周囲は寒く、動物たちにとっても厳しい季節です。その分、春を待つ事は楽しみでもあり、期待も多いものです。 それをこ...
森の中をさまよっている動物たちが、立寄り、家の中で歌を歌ったまま、家から出てこなくなるという少しミステリアスなお話です。 冬から春にかけての雪山は、食べる物もなく、周囲は寒く、動物たちにとっても厳しい季節です。その分、春を待つ事は楽しみでもあり、期待も多いものです。 それをこの本では、春の妖精を元気つけるために森の動物たちが歌を歌って励ますというところに至っています。春を待つ動物たちの希望が感じられます。
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