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第六の大罪 伊集院大介の飽食 の商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

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2023/10/04

伊集院大介シリーズ 飽食にまつわる中・短編集 2008年当時のグルメブームを揶揄したような、 グルメにまつわるお話の数々。

Posted byブクログ

2016/02/13

第六の大罪 食欲をテーマにした短編集 伊集院の回りくどくてなかなか本題に行かない説明はあまりなく、結構あっさり目だったから読みやすかった

Posted byブクログ

2015/01/12

なんか突っ込みどころ多すぎ~!と各タイトル(特に最後のワニの一編!)を読み終わるたびに一人でニヤニヤしました、伊集院大介シリーズの「食」にまつわる短編集です。まあでも言っちゃえば、本格ミステリそのものが突っ込まざるを得ない要素てんこ盛りですから…寧ろそういう部分がないと面白みがな...

なんか突っ込みどころ多すぎ~!と各タイトル(特に最後のワニの一編!)を読み終わるたびに一人でニヤニヤしました、伊集院大介シリーズの「食」にまつわる短編集です。まあでも言っちゃえば、本格ミステリそのものが突っ込まざるを得ない要素てんこ盛りですから…寧ろそういう部分がないと面白みがないと思ってますから…ビバ様式美…。というわけで、結構好きです、こういうライトなスピンオフ(笑)。 中でも、「食べたい貴方」と「芥子沢平吉の情熱」の二編に関しては、「あ~栗本先生、このネタ思いついた時二ヤッとしたんだろうな~(笑)」と何故か微笑ましくなったりしてしまったのでした(^o^) 伊集院大介シリーズのファンでも評価は分かれそうです。コテコテの本格ミステリを求める方にはオススメできません、他のシリーズ作品をぜひぜひ。 今回のまとめはちょっとネタバレ気味かも↓ 読む予定の方はご注意を…。 ◎グルメ恐怖症…恋人を奪った親友に、グルメレポートという「美味しい」仕事を依頼し続ける男の謎。 ◎食べたい貴方…「人を食ったような男」と伊集院大介、一瞬の邂逅。 ◎芥子沢平吉の情熱…「幻のラーメン」を追求し続けた男が最後に出会った究極の「スープの素」材とは。 ◎地上最凶の御馳走…巨大ワニを使用した料理を作ろうとした有名シェフを襲った悲劇。

Posted byブクログ

2011/06/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家にいっぱい栗本薫の本がありました。 どの本もあとがきを読んで、文章がうまいなと関心していました。 中身は、苦手なものが多かったので、食わず嫌いで来ました。 最近、探偵ものを読むようになったので、伊集院大介シリーズなら読めるのではないかと思い、初めて中身を読みました。 最初の、「グルメ恐怖症」は、出版者と執筆者の関係がわかって、とても面白く読めました。 大人の社会というか、犯罪にならない計画殺人というか。 伊集院大介も、証言だけ取って、それ以上のことは依頼されていないのでしないという大人の対応には脱帽しました。 伊集院大介シリーズをこれから読もうという気になりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

「もちろん、私はメタボリック・シンドロームですとも。血圧なんかすごいですよ。このボディでそうでないわけがないでしょう。血糖値だってものすごいもんだし、肝機能のほうはまだ大丈夫のようなんですがねえ、皮肉なことに。でも、血圧は、いま血圧降下剤飲んでますが、それを飲んでて150の100...

「もちろん、私はメタボリック・シンドロームですとも。血圧なんかすごいですよ。このボディでそうでないわけがないでしょう。血糖値だってものすごいもんだし、肝機能のほうはまだ大丈夫のようなんですがねえ、皮肉なことに。でも、血圧は、いま血圧降下剤飲んでますが、それを飲んでて150の100とかですからね。それを飲まなけりゃ250とかあっという間ですよ。痛風だってやりましたし、どの医者にだって、そりゃもちろん、食事療法しろ、食生活をかえろ、甘いものと肉と炭水化物のとりすぎだ、酒をひかえろ、運動しろ、って云われっぱなしですよ。だけど、私に何が出来ます?私は、吉崎と専属契約をした、グルメ・ライターなんですよ。というか、いつのまにか、そうされちゃったんですよ。もう、他の仕事は出来ません。もちろん、小説は結局書けなかったし、吉崎の囲い込みみたいになっちゃってるから、吉崎のとこ以外の出版社には全然コネもないし、相模原安彦は『グルメ白書』の専属ライターだ、ってことになってますから、どこも声ひとつかけてくれやしません。私の仕事は全部吉崎に依存してるんです。おまけに、この仕事やめて働くっていったって、このカラダですよ。人前に出てゆくのだて、歩くのだってやっとなんです。車椅子だけはやめてくれ、って女房にいわれてますよ。パパが車椅子に乗ったら、あたしにはとても押せないってね。なんの心配もいらんですよ。私の尻が入る車椅子なんかありゃしませんから」 「うううーむ……」 (本文p29-30)

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2011/02/12

所在:自宅マンション 「現代グルメ」は暴食という罪を犯し続けている。肥え太らせることで恋人を奪った親友に復讐を企む「グルメ恐怖症」の他、命を救ってくれた“幻のラーメン”の正体を追求する「芥子沢平吉の情熱」、ワニの姿造りを作ろうとした有名シェフの悲劇を描いた「地上最凶の御馳走」な...

所在:自宅マンション 「現代グルメ」は暴食という罪を犯し続けている。肥え太らせることで恋人を奪った親友に復讐を企む「グルメ恐怖症」の他、命を救ってくれた“幻のラーメン”の正体を追求する「芥子沢平吉の情熱」、ワニの姿造りを作ろうとした有名シェフの悲劇を描いた「地上最凶の御馳走」など、シュールなフルコースの全四編。

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