日暮らし(下) の商品レビュー
最高~!!
登場する弓之助が最高! こんな子供に逢いたい! ストーリーも良いけど、登場人物のキャラがとにかく良い。 何度でも読み返したい作品です。 お勧めですよ~!!
taroboo
江戸の街の空気感でいうと、昔テレビで観た鬼平犯科帳の映像美、特に寒い冬に酒と蕎麦を啜るシーンが自分の中では印象的で、今回の宮部作品もそのような世界観がしっくりハマる描写と登場人物達でした。何気ない日常とそこで起こる事件、そして人情の機微を楽しみながら楽しく読了。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一日、一日、積み上げるように。 てめえで進んでいかないと。おまんまをいただいてさ。 みんなそうやって日暮らしだ。 積み上げてゆくだけなんだから、それはとても易しいことのはずなのに、ときどき、間違いが起こるのは何故だろう。 自分の積んだものを、自分で崩したくなるのは苗だろう。 崩したものを、元通りにしたくて悪あがきするのは何故だろう。
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世の中には善悪だけで判断すべきではない事柄が多いと気付かされる内容でした。 単純な人情ものでも勧善懲悪でもないところが宮部さんの持ち味だと思います。 残るは「おまえさん」です。次作で終わってしまうのが残念だな。
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湊屋の暗い人間関係が少しずつわかり、なんとも暗い気分になるが、そこは平四郎や弓之助の人柄、美味しそうな食べ物に心救われる。 犯人にはガッカリするが、推理小説ではなく時代物だと思えばいいか。
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時代劇ミステリ第2弾。このシリーズはいいなあ。 ストーリーは前作の続きで、佐吉の母・葵さんが登場するも、何者かに殺害され、その事件を弓之助が中心となって解決していくというもの。 個人的にはおでこの出番がもう少し欲しかったかも。
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引き続き前作を読んでいないので、舞台背景をあまり理解しないで読み進めた一冊。 上巻から続いてある事件の真相を突き詰めようと奮闘している。 一緒に推理するというよりかは、ドラマの脚本のようだと感じた。 弓之助が子供なのにも関わらず、頭の回転が速くて某名探偵を彷彿とさせる。
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短編連作の下巻。 いつのお話はそんなに長くないので、楽に読めるし、何より面白い。 とうとう葵が殺されてしまって、その下手人は……という話。
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1月-15。4.0点。 完結編。葵殺しの真犯人が判明。 いろんな伏線を、非常に上手くまとめた感じ。 弓ノ助、すばらしい。 次作も期待。
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2015.1.再読。 上巻の短編と中下巻の長編、さらに言えば前作『ぼんくら』とも綿密に繋がっているストーリー。ここまで行ってようやくひと段落。 そして平四郎たちの物語はさらに『おまえさん』へと…。ずっと読み続けたい魅力あるキャラクターたちのシリーズ。
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