落語家はなぜ噺を忘れないのか の商品レビュー
[ 内容 ] 落語家が高座に上がるまでにやっていること、高座の上で考えていることを、自らをモデルに明かす。 タイトルの「落語家はなぜ噺を忘れないのか」に始まり、「どうやって噺を面白くするのか」「どんな噺が難しいのか」等々、落語にまつわる創意工夫を公開。 あまり明かされることのない...
[ 内容 ] 落語家が高座に上がるまでにやっていること、高座の上で考えていることを、自らをモデルに明かす。 タイトルの「落語家はなぜ噺を忘れないのか」に始まり、「どうやって噺を面白くするのか」「どんな噺が難しいのか」等々、落語にまつわる創意工夫を公開。 あまり明かされることのない、落語家の頭の中、手の内を見せる。 祖父であり、人間国宝ともなった五代目柳家小さんからの教えも随所に登場。 柳家一門および一門を超えて受け継がれていく落語の伝承が感じられる一冊。 [ 目次 ] 第1章 落語家はなぜ噺を忘れないのか 第2章 いかにして噺に命を吹き込むか 第3章 落語家にとっての噺の種類 第4章 自分のネタを作る―『笠碁』への挑戦 第5章 伝承芸としての落語 巻末 柳家花緑版『笠碁』―全文収録 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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「落語家の記憶術。」かと思ったが、花緑さんの落語哲学という感じだった。でもよそ行きでない文章から、自分の仕事に当てはめて考えることができ、価値ある一冊だった。 2009年3月読了。
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ビジネス書として、何か手っ取り早いノウハウを得ようというなら、拍子抜けするかも。 落語家の仕事の実際を知りたいのならOK
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噺を作っていく過程、改作していく過程が書かれているのがおもしろい。 この人は努力型の人なんだね。お坊ちゃんとして下駄はいて出てきていることをよく分かってらっしゃる。
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将来を期待される柳家家禄氏の本で、落語に対する姿勢や落語の世界のことなどなど入門書的な本です。非常に読みやすく、わかりやすい。 特に 『守:噺を完全にコピーするもの、破:出稽古で様々な落語家の考え方や芸を取り組んでいく、離:自分だけの芸に仕上げる』という落語への姿勢には非常に勉...
将来を期待される柳家家禄氏の本で、落語に対する姿勢や落語の世界のことなどなど入門書的な本です。非常に読みやすく、わかりやすい。 特に 『守:噺を完全にコピーするもの、破:出稽古で様々な落語家の考え方や芸を取り組んでいく、離:自分だけの芸に仕上げる』という落語への姿勢には非常に勉強になった。
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ヤギさんに借りる。この人ってここまで考えてやってたのか。あとがきにも書いていたけれど、本を出すより舞台で見せてほしい。
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持ちネタ 145 を誇る柳家花緑師匠の、記憶術大公開...ではなくて、芸談。 たしかに野暮と言われてもしかたのないくらいの赤裸々さで、噺家と噺の関わりを語る。小さん、小三治、談春、志らくをはじめとして、様々な噺家とのやりとりや、古典の伝承と新作への想い、一つの噺にかける並々なら...
持ちネタ 145 を誇る柳家花緑師匠の、記憶術大公開...ではなくて、芸談。 たしかに野暮と言われてもしかたのないくらいの赤裸々さで、噺家と噺の関わりを語る。小さん、小三治、談春、志らくをはじめとして、様々な噺家とのやりとりや、古典の伝承と新作への想い、一つの噺にかける並々ならぬ情熱など、どこをとっても一流の芸談になっている。 印象に残った言葉を一つ。「気がつかれないようにウケてね」。
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2008/12 若手の実力者とされる著者が、実体験を元に平易に書いた落語論。どのようにして噺を身につけていくか、落語とはどういう芸能か、軽妙に述べられている。
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おしぼりを使ってある噺家に上下の切り方を教えてくれる志ん朝師匠、「教えられない」と言いながらも高座にかけてくれた小三治師匠などのエピソードが印象に残った。 決して「記憶術」のマニュアル本ではない。
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