1,800円以上の注文で送料無料

モンスターペイシェント の商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/09/05

本筋から外れるが、社会保障に頼る人が増えると経済が停滞するという俗説を批判している指摘はかなり重要。生産だけでは経済は回らず、消費が伴わなければならない、高齢化にしてもそれだけ消費する期間が長くなる、市場が大きくなると考えるべき。問題はどう消費に結びつけるか、と。

Posted byブクログ

2011/11/07

モンスターペイシェントを切り口に、医療制度の問題を様々な角度から切る。筆者は本当に一線の臨床医なのか?と思わせる体系的なな知識には驚くが、その意見には大賛成である。

Posted byブクログ

2010/11/28

前半は、著者のであったモンスターペイシェントの実例を挙げ、医者だって困ってるんだという内容。 後半は、医療費などの問題を取り上げている。

Posted byブクログ

2010/09/13

冒頭に著者が遭遇した「モンスター」の事例を紹介し、その後に本書のほとんどのページを割いて、国家の経済状況と医療福祉との関係の説明や、混合診療解禁、病院経営への市場原理主義の導入といった医療制度改革の問題点について述べられている。 タイトルとなっている「モンスターペイシェント」...

冒頭に著者が遭遇した「モンスター」の事例を紹介し、その後に本書のほとんどのページを割いて、国家の経済状況と医療福祉との関係の説明や、混合診療解禁、病院経営への市場原理主義の導入といった医療制度改革の問題点について述べられている。 タイトルとなっている「モンスターペイシェント」は著者の主張を展開するきっかけとしているだけで、本書は医療福祉政策への提言を目的とした本である。 「立ち去り型サボタージュ」といった言葉で形容される昨今の医療崩壊の現状レポートと、そこからの回復プロセスへの提言としては私にとって目新しい部分はなく、医療側から語りつくされている内容が繰り返されているのみである。もっとも、国全体として具体的な改善の方向が見えるまで、この種の議論を粘り強く行っていかなければ、医療福祉後進国としての未来が待っているだけだということは、多くの国民が実感しているところであろうとは思う。 面白い視点で切り込んでいると感じたのは、アメリカが日本に対して出している「年次改革要望書」の項目を挙げながら、いかにして日本が医療の分野からもアメリカ資本に食いつぶされようとしているかについて指摘している部分である。やはりアメリカは日本を「市場」としてしか見ていないことが実感できる。

Posted byブクログ

2009/10/04

医療技術者に誠実を求めるなら患者もそれなりと態度でなきゃいけないのでは。でも病気は人を焦らすんだよね。

Posted byブクログ

2009/10/04

2008/12 モンスターペアレンツの次にマスコミを賑わし始めているモンスターペイシェント。その実態について現場からの声を描きだし、この原因がどこから来ているのか主張している。

Posted byブクログ