異本対照 竹取物語 の商品レビュー

片桐洋一(著者)

2014/03/14

レポート作成のため。
改めて国文学の講義で学んだ見方で本文を読み直すと、見えてくるものが違う。「物語」を成り立たせるため、多面的に見える人物にも役割が課せられていて、そのもとで動いている。その物語も語る人、聞いた人の受け取り方によって、何を物語るのか変わってくる。そういった中でも、竹から生まれて、誰とも結婚しないで、月に帰っていったという大筋が変わらないというところに個人を超えた、何かを感じてしまう。