知に働けば蔵が建つ の商品レビュー
うーん。ちょっと古かった。 結構内田樹さんの本読んだな。 なんか最近、コピー感を感じてきた。よしよし。いい証拠だ。 何を言いたいのか少しずつ迫ってきてる(のだと思う) そしたらこの人から卒業できるぞ・・・。 それを上回る勢いで、新しい洞察を世に送り出してき...
うーん。ちょっと古かった。 結構内田樹さんの本読んだな。 なんか最近、コピー感を感じてきた。よしよし。いい証拠だ。 何を言いたいのか少しずつ迫ってきてる(のだと思う) そしたらこの人から卒業できるぞ・・・。 それを上回る勢いで、新しい洞察を世に送り出してきそうなんですが・・・。
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著者のブログを編集して書籍化したもの。題材はちょっと古い(私が読んだのが遅かったのもありますが、、、)ですが、時事問題を論じていても古さを感じないところがやはりウチダ氏の文書の良いところ。 鋭い指摘あり、意味不明な想いあり、と読んでいてメリハリがありますが、のんびりと読むには面白...
著者のブログを編集して書籍化したもの。題材はちょっと古い(私が読んだのが遅かったのもありますが、、、)ですが、時事問題を論じていても古さを感じないところがやはりウチダ氏の文書の良いところ。 鋭い指摘あり、意味不明な想いあり、と読んでいてメリハリがありますが、のんびりと読むには面白い。 教養は情報ではない。 教養とはかたちのある情報単位の集積のことではなく、カテゴリーもクラスも重要度も まったく異にする情報単位のあいだの関係性を発見する力である。 雑学は「すでに知っていること」を取り出すことしか出来ない。 教養とは「まだ知らないこと」へフライングする能力のことである。
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ウチダ本を数冊読んできたので、思考方法・発想方法が少し盗めるようになったかな? このボリュームの内容をよくブログで書けるものだ、感心する。
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えらい大学の人が書いたエッセイ本っていうかそんな感じの本。 いや、面白かったっす。「はじめに」に全てが集約されている感じがするのでそれだけでも読んだほうがいんじゃないかと思う。 「身体という逆説」の項がよかったと思います。身体を否定するためには否定するための健康な身体...
えらい大学の人が書いたエッセイ本っていうかそんな感じの本。 いや、面白かったっす。「はじめに」に全てが集約されている感じがするのでそれだけでも読んだほうがいんじゃないかと思う。 「身体という逆説」の項がよかったと思います。身体を否定するためには否定するための健康な身体の存在が前提にある。そういう、両面からのラディカルなものの見方って本当にひつようだよねえ。
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「宿命について」の出来はすごくいいと思う。 未来の自分とそれを取り巻くものに具体的な想像ができる人は構造的に幸福。らしい。つまり、出会いを例に出せば、既視感を伴う出会いこそ宿命だと感じるのであるとすれば、あれこれと強い想像力を持って未だ見ぬ相手を思い描くことの出来る人こそ(記号的...
「宿命について」の出来はすごくいいと思う。 未来の自分とそれを取り巻くものに具体的な想像ができる人は構造的に幸福。らしい。つまり、出会いを例に出せば、既視感を伴う出会いこそ宿命だと感じるのであるとすれば、あれこれと強い想像力を持って未だ見ぬ相手を思い描くことの出来る人こそ(記号的な理想しか思い描けない人には出会えない)宿命の出会いが出来る。ということだと。宿命を強く感じる経験があるとないとでは、あるほうが幸せだという結論。そのむしろ淡白な理路がかえってロマンチックで驚いた。本書の中ではちょっと浮いた内容だったので印象深い。 対中関係と東アジアの問題を内田樹がどう書いたのかが、個人的に本書のメインディッシュだったが、なかなか面白い知見を披露している。いずれ北朝鮮の崩壊をきっかけに中国・日本・南北朝鮮のCJKによる儒教圏共同体の完成をカナダのジャーナリストが予測している。というなんとなく眉唾のビジョンである。こんなことは幻想のように思う。でも内田樹がこのビジョンに強く惹かれると言う。確かに惹かれる。そしてそれを一番阻止したいのがアメリカで、CJKのいがみ合いに一役買っているという事実。どんだけ不自由なんだろう日本は。不穏な東アジアの展望の有り得るひとつの側面としてはおもしろい。 内田樹のこの手の本はおもしろいけどテーマが散漫で記憶に残りにくい。ただ内田の論理思考と格闘する楽しみがあるので好き。 09.1・28
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購入 2009/01/18 読了 2009/03/2 筆者のブログをまとめたもの。エッセイ。 おもしろいなと思ったのは、「脅威を整理することで「リスク」へと変換する」ということ。 なるほど、私もよくわからないことを目前にして、ぱにくるけれど、整理しておけば こころづもりできる...
購入 2009/01/18 読了 2009/03/2 筆者のブログをまとめたもの。エッセイ。 おもしろいなと思ったのは、「脅威を整理することで「リスク」へと変換する」ということ。 なるほど、私もよくわからないことを目前にして、ぱにくるけれど、整理しておけば こころづもりできるもの。 ブログをまとめた、とあとがきか何かで読み、なるほどと思った。 テーマが多岐にわたり、ゆえに面白い部分はあるが、 ちょっと雑多な感じが否めないのも確か。 読み応えという点においては少し物足りなかった。
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内田先生おっかけてこちらも読んでみました。 先生の小泉論にはかなり納得。 ただのアホではない。 やってることの効果はともかく、求心力と先手を打つ力、マスコミの利用法などに関してはたしかに天才的だったかも。
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読み始めてすぐに、これは読んだことがあるな、と気がついた。内田樹のブログは以前は毎日のように読んでいたし、この本自体は単行本が文庫化された本なので、単行本で読んだのかもしれない。ということとは関係なく、最後まで面白く読んでしまった。読んだことは覚えていても、けっこう内容は忘れてし...
読み始めてすぐに、これは読んだことがあるな、と気がついた。内田樹のブログは以前は毎日のように読んでいたし、この本自体は単行本が文庫化された本なので、単行本で読んだのかもしれない。ということとは関係なく、最後まで面白く読んでしまった。読んだことは覚えていても、けっこう内容は忘れてしまっているものですね。
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相変わらずのウチダ節。内容的にはこれまで書いてきたことの焼き直しで新味はない。 ブログの文章をまとめているので、いささか散漫だけれど、この人の文章には何らかの中毒性があるんだなあ。 今回は「嫌いな人とは付き合わない」というところにおっ!と思った。「「嫌いな人間」を我慢して、「この...
相変わらずのウチダ節。内容的にはこれまで書いてきたことの焼き直しで新味はない。 ブログの文章をまとめているので、いささか散漫だけれど、この人の文章には何らかの中毒性があるんだなあ。 今回は「嫌いな人とは付き合わない」というところにおっ!と思った。「「嫌いな人間」を我慢して、「この人にもそれなりにいいところがあるんだ」とか、「嫌いな人間を我慢して受け入れることが人間の度量なんだ」とか自分に言い聞かせ続けていると、「何かを嫌う」という感受性の回路の機能が麻痺してしまう。だって、我慢している状態を「我慢している」と絶えず主題的に意識していたら、つらくて心身がもたないからだ」などというところが。これは「感情を殺す」すべてのことに言えるかもしれない。
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オルテガとニーチェとかの話は面白かったけど、相変わらず面白さにバラつき多し。 文庫で読むには十分もとが取れてるけど、「ためらいの倫理学」くらい濃い内容だともっと満足した気が。
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