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色弱の子を持つすべての人へ の商品レビュー

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2015/07/13

この本は子ども向けに出版し直すべきである。色弱は異常ではないこと、C型とP型とは見え方が違うこと、でも就けない/就きにくい職業もあることとその理由、それらを早いうちに子どもたちへ伝えるべきだ。色覚検査が中止となったいま、大人になって努力で克服できない事実があることを突き付けるのは...

この本は子ども向けに出版し直すべきである。色弱は異常ではないこと、C型とP型とは見え方が違うこと、でも就けない/就きにくい職業もあることとその理由、それらを早いうちに子どもたちへ伝えるべきだ。色覚検査が中止となったいま、大人になって努力で克服できない事実があることを突き付けるのは酷だ。 C型の教師や親は理性や感情で理解出来てもP型やD型の立場で感じることはできない。まず事実を伝え、子ども自身がどう捉えるかを見守る。それこそが本当の教育だろう。もしかするとそうした教育を受けた世代から新しいCUDが生まれてくるのかもしれない。

Posted byブクログ

2010/10/11

私は色弱の遺伝子保因者で、二人の息子にはそれぞれ半々の確率で色弱の可能性があります。 それは前々から分かっていたことですが、初めて色弱について学ぼうと思って手に取ったのがこの本でした。 本では、色弱に関する著者の体験、医学的知識、困難を感じる事例、対応などが、写真等も用いながら...

私は色弱の遺伝子保因者で、二人の息子にはそれぞれ半々の確率で色弱の可能性があります。 それは前々から分かっていたことですが、初めて色弱について学ぼうと思って手に取ったのがこの本でした。 本では、色弱に関する著者の体験、医学的知識、困難を感じる事例、対応などが、写真等も用いながら一般の見え方の人にも分かりやすく説明されています。 実は色弱に関して楽観視していた私ですが、色弱の方の見え方を見て愕然。正直ショックを受けてしまいました。 ですが、著者の話を読んで、同時に「色弱は一つの個性なんだ」と安心もすることができました。 教育者の一人としても、学校での具体的な困難さを知れ、黒板&チョークの見え方を実際に写真で見れたことは大きな収穫でした。 受け持った児童に色弱の子がいても、担任としてしっかりとフォローする自信がもてました。

Posted byブクログ