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とんび の商品レビュー

4.5

196件のお客様レビュー

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    112

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/01/21

家族愛を感じられる本 重松清さんの作品だけあって、お父さんと子どもの関係が綺麗に描かれている。 心がじーんとなる物語

Posted byブクログ

2025/01/17

さすが名著。さすが重松清。雰囲気の静けさと感情の激しさの差がすごく表現されている。 親一人子一人小さな町の静かな物語 とんびと鷹の話だが、鷹を育てたとんびも立派な鷹であった。高度経済成長期から衰退へ進むあの時代に生きた親と思わず重ねてしまう。私はどちらかと言えばアキラの子供と同じ...

さすが名著。さすが重松清。雰囲気の静けさと感情の激しさの差がすごく表現されている。 親一人子一人小さな町の静かな物語 とんびと鷹の話だが、鷹を育てたとんびも立派な鷹であった。高度経済成長期から衰退へ進むあの時代に生きた親と思わず重ねてしまう。私はどちらかと言えばアキラの子供と同じ時代だが改めて親に感謝するきっかけをもらった。 読了後、この周りの人には幸せが訪れてほしいと願う。

Posted byブクログ

2024/04/19

読んでよかった。感動の涙か止まらない。ホント読んでよかった。 普通の人たちの普通の日常の中で当たり前に営まれる生活を書いてるので、ドラマティックなことも起きないし奇跡もないし、なんならすごく不幸なことも起きない。でも号泣必至。人の愛とか思いとかをすごく上手に描き出している。 ...

読んでよかった。感動の涙か止まらない。ホント読んでよかった。 普通の人たちの普通の日常の中で当たり前に営まれる生活を書いてるので、ドラマティックなことも起きないし奇跡もないし、なんならすごく不幸なことも起きない。でも号泣必至。人の愛とか思いとかをすごく上手に描き出している。 「子供を愛さない親はいない」なんて言葉があるけど、昨今はそうとも言いきれない大人がいるのは確か。やりきれない悲しい事件も多い。こんな狂った時代だからこそ、不器用で力強い愛をこれでもかってぶつけてくる父親を、この本で堪能してほしい。我が子には見せない父親の舞台裏が呆れるほど滑稽で不細工で、なのにこんなにも愛が溢れてることに、「あ~親なんだなぁ」ってシンミリしちゃう。

Posted byブクログ

2024/03/24

素直になれないヤスさんにもどかしさを感じながらも、最後には、アキラのことを一番に考えている姿に愛を感じました。 特に印象に残ったのは、海雲和尚が海でアキラにかけた言葉と、二十歳に合わせてアキラに送った遺言です。とても響きました。

Posted byブクログ

2023/12/28

重松清の作品でも特に好きな物語。今とは違う時代というのもいいし、所々に泣けるシーンがあって最高だった。もう一度読みたい。

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2023/10/06

何か大きな展開があるという作品ではないけど、しんみり、ほっこり心に染みる、重松さんらしい作品です。不器用だけど、必死に息子を育てるヤスさん。小さいうちに母を失くすが、たくさんのまわりの人たちに愛され、素直に真っ直ぐ成長する息子のアキラ。息子を持つお父さんにオススメの本です。海雲和...

何か大きな展開があるという作品ではないけど、しんみり、ほっこり心に染みる、重松さんらしい作品です。不器用だけど、必死に息子を育てるヤスさん。小さいうちに母を失くすが、たくさんのまわりの人たちに愛され、素直に真っ直ぐ成長する息子のアキラ。息子を持つお父さんにオススメの本です。海雲和尚の「おまえは海になれ」は、いい言葉です。

Posted byブクログ

2023/08/23

途中、何度も涙が出た。不器用だが息子を懸命に育てるヤスさんと周りの人たち。最終盤でヤスさんが息子夫妻に言った「子供に決して寂しい思いをさせないこと」の言葉で、物語の全てが腑に落ちた気がした。それが、血の繋がらない孫の健介への思いや行為にもつながっている。 ヤスさん。なんという愛...

途中、何度も涙が出た。不器用だが息子を懸命に育てるヤスさんと周りの人たち。最終盤でヤスさんが息子夫妻に言った「子供に決して寂しい思いをさせないこと」の言葉で、物語の全てが腑に落ちた気がした。それが、血の繋がらない孫の健介への思いや行為にもつながっている。 ヤスさん。なんという愛すべきキャラクター。

Posted byブクログ

2022/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

総じて、中盤のつらいパートをなんとか読み越えれば、終盤はちゃんと泣かせてくれる本だと思う。 序盤の旭の誕生、その後美佐子の事故死という悲しい出来事はあったが、周囲の人の愛を受けて旭とヤスさんが成長していくのは読んでいてほっこりして楽しく読める。 物語中盤の旭が中学〜高校のいわゆる反抗期の時期のうまくいかない親子関係の描写を読んでいるのが辛いものがある。高校〜大学あたりはヤス側もあまりにも意固地で素直でないので読み疲れる。 子供が可愛いのはやはり小学校までで、そこからはしんどいことばかりだなぁと感じさせられ、この先感動させてくれるのかなぁと不安になりつつ読み進めた。 そして終盤、旭の入社試験の作文で、期待を上回って泣かせにかかってきた。 他にも、子持ちの由美さんが『夕なぎ』で明るく振る舞う様子や、上京してきたヤスさんの健介への思いやりを聞いてひっそり泣く様子も、どうしようもない遠慮の気持ちを抱きつつも、受け止めてもらえたことに感極まる様子がじーんとくる。 たえ子さんと照雲がいつも親身であたたかい。 子育ての難しさ、とくに子供の反抗期のうざさをばっちり思い知らされる。アキラのような小学校まで良い子でも、中学野球部でケツバット暴力事件起こすし、自分が親ならこの時点で子育失敗と判断して諦める。 なのでアキラが良い子として描かれているようだが、自分としては一度でも人をバットでしばける人間はその後も爆弾かかえているようなものなので、良い子ではない。そして反抗期というものは不可避なようであるから、健介もおそらく反抗期を迎え、アキラは困るのだろう。 であるなら、中〜高の子供は、全寮制の学校等で親とは別の場所で育てるほうが自然なのではないかとすら考えた。国費で運営すれば出生率も増えたりして、等と夢想した。

Posted byブクログ

2022/06/07

また一つ、家族の在り方を学んだ。 なんでそんなこと言っちゃうのー!?と どきどきする場面も多々あり。 でも、終盤にかけて凸凹が滑らかになっていく、 その過程にも感動。。。

Posted byブクログ

2022/05/17

映画みて、原作よみました。 キャストが出来上がっていました。 あきらの魅力。 やしゃんの魅力。 冬の海の場面や、それぞれの想いに泣けました。

Posted byブクログ