株主代表訴訟の理論と制度改正の課題 の商品レビュー
株主代表訴訟の理論と制度改正の課題
著者は大手企業の組織法務の統括責任者として第一線で指揮を執られ、このたび一橋大学で経営法博士(Ph.D)を取得された高橋均氏です。 高橋氏は長年の実務経験を下に明確な問題意識に裏付けられた数多くのご論文を手掛けられてこられましたが、最近では書籍の刊行もおこなわれ始め『企業集...
著者は大手企業の組織法務の統括責任者として第一線で指揮を執られ、このたび一橋大学で経営法博士(Ph.D)を取得された高橋均氏です。 高橋氏は長年の実務経験を下に明確な問題意識に裏付けられた数多くのご論文を手掛けられてこられましたが、最近では書籍の刊行もおこなわれ始め『企業集団の内部統制 ー実効的システム構築・運用の手法』(学陽書房)、『監査役監査の実務と対応』(同文舘出版)など、一貫して実践的かつ具体的な論稿を精力的に執筆されています。 本書は高橋氏の博士学位取得論文を集大成したものと思われ、一橋大学ホームページで公開されているその論文要旨も購入検討などの良き判断材料になると思われます(http://www.ics.hit-u.ac.jp/jp/phd/article_takahashi.pdf)。 「株主代表訴訟」「内部統制」「監査」という内容に興味がある方、「高橋均」氏に関心のある方 -企業実務家や法律実務家、研究者・研究者の卵の方、興味や関心のあるすべての方々のニーズを充たしてくれる一冊であると思います。
平野真由
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