ありのフェルダ の商品レビュー

オンドジェイセコラ【作・絵】,関沢明子【訳】

2024/05/19

悪女の話だったか…。
カタツムリのおじいさんが怒るのは無理ない。
でもならず者はどうかと思う。
だけどもっとどうかと思うのはただ流されるだけの人たち。

2023/10/29

光村教科書2年生紹介本

巣から離れちゃった元気なアリのフェルダは家を作って「なんでも屋」をすることに。
フェルダはいたずら好きだけど、巻き起こす騒動は面白いし、なんでも屋も繁盛して近くの虫たちと仲良くなります。

でもかたつむりおじさんを馬車にして走り回ったのでハサミムシおまわりさんに逮捕されてしまいます。そのうえ、フェルダが仲良くなりたいな、と思ったてんとう虫の女の子ベルシカはフェルダに意地悪で、「このアリが私にひどいことをしました！」なんて訴えるんです…。

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挿絵がとっても可愛いし、個性的な虫たちが出てくるし、フェルダがバッタに乗ったり、なんでも屋でもかめ虫親子に遊園地を作ったり、昆虫の冒険の楽しい童話なのですが、ところどころ「いじわる」「裁判」「偽証」など社会的な流れも。
てんとう虫の女の子が、挿絵は可愛いのにいわゆる「ツンデレ」とかではなくて本当に意地悪だった。
それでもフェルダが良いやつだって知っている虫たちは協力してフェルダを逃し、フェルダは楽しいパーティの後、新たな旅に出るのでした。

2021/08/30

アニメにしたら、さらにおもしろそう。
きくいムシのピトリークさんが、滑稽。ピトリークさんの出てくる場面では、わが子と声を立てて笑ってしまった。

2020/02/25

登場人物紹介のページに生き物たちの特徴がいきいきと描かれていて、期待大で読み始めた。

主人公はありのフェルダ。
「なんでも屋」をしているフェルダは、元気で明るく、ちょっと無鉄砲なところもあるが、憎めない。

坂の下に誰がいようとお構いなしにそりすべりをしたり、寝てるカタツムリにクモの巣で作ったなわをわたして馬車にして走らせたりと、周りを巻き込んで思うままだったフェルダだったが…ある日、てんとう虫の女の子ベルシカに出会う。
フェルダはベルシカを好きになり、「あんな馬車がほしいわ！」という頼みを彼女のためになんとか叶えたいと思う。
フェルダはバッタを捕まえて、ベルシカの馬車のために飼い慣らそうと試みるが…
フェルダの恋の行方も楽しみにしながら読んでいった。

バッタを飼い慣らそうと一生懸命にえさを獲りに出かけたり、バッタの背中をやさしく撫でてやったり、かめ虫の子どもたちのために遊園地を作ったりと、奔放な面ばかりじゃない、みんなに好かれてる一面も描かれていて、とても魅力がある主人公だと思った。

だからこそ、無実の罪で捕まった時は、ハラハラして、どうなってしまうのだろうと引き込まれていったのだが、意外な結末が待っていた。

そうかぁ。そういう終わりもあるんだなぁ。
フェルダは最後までフェルダらしい。

2017/05/07

チェコの人気者、フェルダ。
とにかく絵が印象的。可愛い。もちろんお話もタノチイですけど。
このタッチ、日本児童漫画の黎明期に影響を与えたのでは…と推測されるが、裏付けが取れない…！

2017/04/28

フェルダはありだけど、お調子者で単独行動。でも、にくめない性格だけど、まさかのことで裁判にかけられる。かたつむりやバッタなどの虫たちもたくさん登場する。

2012/10/09

面白かったです。
アリのフェルダはお調子者です。
ある日、何でも屋を始めて、ラジオを直したり、遊園地を作ったり、バッタの馬車を作ったりした。最後は裁判にかけられたけど、うまく逃げ切った。

フェルダの一番の友達はバッタさんです。バッタさんはおくびょうだけど、話の分かる気のいいヤツ。

2011/03/18

アリのフェルダはなんでも屋。アリだけど、群れじゃなくて、1匹で暮らしています。ユニークな虫たちの生活がたのしい。
アリなのにバッタを飼うとか、アリなのにテントウムシに恋をするとか・・・どういう世界やねん！
１９３３年、チェコで新聞の子供欄に連載されていたお話。続編もある。セコラの挿絵もセンスがあっていい！