CD 父の詫び状 の商品レビュー
最近、友達のように会話する親子が気になって仕方ない。そういう時代なのかもしれないが、「こいつら大丈夫か?」って他人事ながら心配になる。 CDに収録されている、著者と朗読者との対談が面白い。著者はここでの父親像はメルヘンだという。が、本書を刊行後、20代の若い父親から「娘が大きくな...
最近、友達のように会話する親子が気になって仕方ない。そういう時代なのかもしれないが、「こいつら大丈夫か?」って他人事ながら心配になる。 CDに収録されている、著者と朗読者との対談が面白い。著者はここでの父親像はメルヘンだという。が、本書を刊行後、20代の若い父親から「娘が大きくなって自分の事を書く事を想像すると寂しくなる。もっと厳しく接するべきだろうか?」という反響が結構あったエピソードは微笑ましいというか、まだ救いがあるような。 平成の父親は本書を読んで果たしてそのような感覚を持てるのだろうか?そもそも、向田邦子なんて読む父親なんて殆どいないのだろうけど。
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脚本家向田邦子のエッセイ集。主は幼少期の家族の出来事。一家の絶対的な存在で理不尽に起こることもしばしばの父、父に怒られながらもテキパキと家事をこなす母、物静かだが過去は壮絶な恋愛歴も持つ祖母、同じ家庭で育った妹、弟達。父の存在とか自分とかぶるところも多く、親近感が湧く。 時折挟む...
脚本家向田邦子のエッセイ集。主は幼少期の家族の出来事。一家の絶対的な存在で理不尽に起こることもしばしばの父、父に怒られながらもテキパキと家事をこなす母、物静かだが過去は壮絶な恋愛歴も持つ祖母、同じ家庭で育った妹、弟達。父の存在とか自分とかぶるところも多く、親近感が湧く。 時折挟むエピソード、なんとも言えない物悲しさがあっていい。 この本好きだー
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