ただひたすらのアナーキー の商品レビュー
2019年現在、人生の最晩年になってもスキャンダルにまみれるスーパーインテリ。 訳者の後書きでもふれていた、”僕が物理学について知っているのは、海岸に立っている男には船に乗っている男よりも速く時間が過ぎる、ということである。とくに船の男が…”の下りには、ニヤリが止まらない。 知識...
2019年現在、人生の最晩年になってもスキャンダルにまみれるスーパーインテリ。 訳者の後書きでもふれていた、”僕が物理学について知っているのは、海岸に立っている男には船に乗っている男よりも速く時間が過ぎる、ということである。とくに船の男が…”の下りには、ニヤリが止まらない。 知識の使い方とは、かくあるべきなのか。 ご高齢ではあるけれども、作家としての新作も期待しています。極東の地より、愛をこめて
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そう、世界はグロテスクで意味不明だ。 表現することを通して、どうにか世の中を理解して繋がりたいんだ。 過ちは人の業、浮遊するは神の御業 身代金はタンドゥーリ・チキン サム、ズボンが芳ばしすぎるぜ 売文家業 美容体操、うるし、ファイナル・カット いとしの子守(ナニー) ねえ、君、...
そう、世界はグロテスクで意味不明だ。 表現することを通して、どうにか世の中を理解して繋がりたいんだ。 過ちは人の業、浮遊するは神の御業 身代金はタンドゥーリ・チキン サム、ズボンが芳ばしすぎるぜ 売文家業 美容体操、うるし、ファイナル・カット いとしの子守(ナニー) ねえ、君、君の味覚はいったいどこまで… ハレルヤ、売れた、売れた! 大立者の落下にご注意 不合格 歌え、ザッハートルテ 天気の悪い日に永遠が見える 天才たちに警告する、使えるのは現金だけ のぼせ上がって 法律を超えて寝台の下へ ツァラトゥストラかく食えり ディズニー裁判 ピンチャック法
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映画監督ウディ・アレンの小説。オムニバス集。 どの作品でも、(あえて)頭デッカチなインテリオタク感をプンプンさせてて、思わずニンマリ。頭は良いんだけど、自意識過剰で、どこか情けない登場人物たちが、映画に出てくるウディ本人を彷彿とします。またニンマリ。 ウディ「ラブストーリーです...
映画監督ウディ・アレンの小説。オムニバス集。 どの作品でも、(あえて)頭デッカチなインテリオタク感をプンプンさせてて、思わずニンマリ。頭は良いんだけど、自意識過剰で、どこか情けない登場人物たちが、映画に出てくるウディ本人を彷彿とします。またニンマリ。 ウディ「ラブストーリーですか? ギャングもの? それとも冒険活劇ですか? 僕は描写がうまいと評判なんです。 特にツェルゲーネフ流の牧歌的な素材は、、、」 ビッグス(雇い主)「うるせえ!よくも俺に露助の話をしてくれたな!!」 報われないインテリに合掌、、、。表紙のウディの表情を見ながら読むとまた雰囲気でます。
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ウディアレン「ただひたすらのアナーキー」読んだ。じーちゃんになっちゃったんだなあ。痛々しい。欽ちゃんを連想させる。アナーキーか…(はー)。お受験、ミュージカル作家、ディズニー裁判が楽しいかな。それにしてもこれら(の一部)が「NewYorker」に掲載されたとは。
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ユーモアとアナーキーってセットなんじゃないかと考えさせる短編集。 主人公がただひたすらかっこ悪くてトホホな感じもアレンの映画に通じてる。 知的さをひけらかすような作品も多少あったけど(『のぼせ上がって』など)そこはまぁ、ウディ•アレンだからいっか!
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「掟なき世界」。 ウディ・アレンの映画を観れば分かりますが、ブラックユーモアにあふれ、クスッと笑ってしまうようなそれでいて考えさせられる、知性溢れる独特の世界観です。 ウディ・アレンファンには待望の一冊。
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ウディ・アレンの味が詰まっている。 中でも「歌え、ザッハートルテ」は、アルマ・マーラーを題材にしてミュージカルを書こうという構想がでてくる。 彼女を取り巻く人間模様は的確に書いてあるが、彼一流の風刺でさらに面白く描きだされる。
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トリュフをめぐる謎に巻き込まれる私立探偵、ノベライズを依頼された貧乏作家、壊滅的な一軒家と格闘する夫婦、落ちぶれた大物プロデューサー…皮肉とユーモア、そして哀愁に満ちた18の物語。ウディ・アレンが25年ぶりに贈る待望の短編集。
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アメリカのスノッブ小説。知的な笑い、ということなのだろうが、要はアメリカセレブ達の病巣をつつく、でも自分もそpの仲間、ということで、鼻につく。
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