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壊れる日本人 再生編 の商品レビュー

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2015/08/16

作者は非常に知的な文章で多面的な視点から日本人いや、人間として生きるヒントを散りばめている。特に言葉の喪失が精神の破綻と繋がっているという考え方には非常に納得させれれた。日本語をもっと深く知ろう、人文社会を学び続けようと改めて決意した一冊。

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2015/01/28

単行本のタイトルは「石に言葉を教える」。そして最初に収録されているエッセイのタイトルも同じ。ちょっと意味が分からないから売れない。よって、文庫にする段階で改題。著者の本意ではなかったのだろう。文庫本あとがきにもそう書かれている。「石に言葉・・・」不思議な神話のようなお話からスター...

単行本のタイトルは「石に言葉を教える」。そして最初に収録されているエッセイのタイトルも同じ。ちょっと意味が分からないから売れない。よって、文庫にする段階で改題。著者の本意ではなかったのだろう。文庫本あとがきにもそう書かれている。「石に言葉・・・」不思議な神話のようなお話からスタートする本書。全編に渡って、通奏低音のごとく「言葉」がテーマとなって流れている。「言葉とこころ」とか「言葉と命」とか。いくつもとりあげられている病院でのエピソードはどれも心に響く。その中から一つだけ(他の本からの引用ではあるけれど)。死期が近いことを知った男性が医師にたずねる。「死後の世界はあると思うか?」続けて男性は言う。「自分は死後の世界はあると思う。それを証明するために、風のない日にろうそくの炎をゆらすから、見ていてほしい」と。男性が亡くなった後、その医師と夫人が話をする。「まだろうそくの炎はゆれない。」しかしそのときふと気付く。ろうそくの炎を見るたびに、その男性のことを思い出していたことに。すてきな話だと思います。通勤電車の中で読んでいると、にやっとしたり、涙が流れそうになったりでちょっと困ります。絵本の読み聞かせについてもかなりの紙数をさいて書かれている。我が家でも長男が生まれる前から絵本を買い始め、2歳下の長女が小学2年生になるころまでは二人を横に座らせて、図書館で借りてきた本を読んでやっていた。いまは二人ともベッドの中で勝手に読むようになったので読み聞かせはしなくなったけれど。そう言えば、二人ともお気に入りの絵本があって、二歳くらいのころには字は読めないのに丸暗記して本を読んでくれたりしていた。二人とも今のところ良い子に育っていると思うのだけれど・・・。

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2014/07/30

柳田邦男すきだ。 ネット、ケータイ社会、希薄化した人間関係、家族関係、ゆとり世代… 現代社会を憂い、人々の触れ合いがもっと多かったアナログ時代への回帰をうながす氏の思想は特段目新しいものではない。 その極端なまでのデジタル化否定、過去の社会を美化するような書き方は正直ちょっと偏り...

柳田邦男すきだ。 ネット、ケータイ社会、希薄化した人間関係、家族関係、ゆとり世代… 現代社会を憂い、人々の触れ合いがもっと多かったアナログ時代への回帰をうながす氏の思想は特段目新しいものではない。 その極端なまでのデジタル化否定、過去の社会を美化するような書き方は正直ちょっと偏りすぎだなと思うところもある。 だけどなんとなくすっと胸に入ってくるのは文章が上手いからなのか。 ゲーム、ネットのやりすぎは良くないとか、能動的に勉強できない人が増えてるとか、何事にも前向きな気持ちを持つことが大切だとか、 普段の生活の中で皆なんとなく感じていたことをはっきりと裏付けのある文章に表してくれている。 頭の中を整理してもらったようですっきり。 もともと頭のいい人が読むとなにを今更、と言う感じになるのかもしれない。しらんけど。 専門バカの話と、ローソクの炎の話がすき。 私が柳田邦男すきなのは母親の影響だと思う 私はこういう風に育てられてきたから、いつか子どもができたらこういう風に育ててあげたい。 難しいけど。

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2013/03/02

ふと衝動買いしたのだが・・・失敗。特段おもしろい指摘もなく、はいはいそうですか、という感想しか持てなかった。

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2012/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネットとかが嫌いらしい。主張に定量的根拠があるかどうか不明で,おじいさんの愚痴に聞こえないこともない。 絵本は良い,ということを言ってるだけ? 2012/01/28図書館から借用;02/02朝から読み始め;02/03夕方で読み終わり

Posted byブクログ

2011/04/04

「ケータイ・ネット依存症への告別」がこの本の副題である。IT機器への依存によりもたらされる私たちの社会への影響、心への影響を論じ、ケータイやネットの向き合い方に対する再考を促す。

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