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ミクロ経済学(1) の商品レビュー

4.5

8件のお客様レビュー

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2012/12/19

 ミクロ経済学の入門書。経済学者にも評価が高い(「経済セミナー」2010年12月号他)。  加減乗除以外の数式を用いず、厳密な証明はされていないが、グラフで説明されており、理解しやすい。  また、日本の現実の経済政策問題を数多く分析しており、学生だけでなく、もしろ社会人に興味が持...

 ミクロ経済学の入門書。経済学者にも評価が高い(「経済セミナー」2010年12月号他)。  加減乗除以外の数式を用いず、厳密な証明はされていないが、グラフで説明されており、理解しやすい。  また、日本の現実の経済政策問題を数多く分析しており、学生だけでなく、もしろ社会人に興味が持てるものとなっている。一方で、各々の応用経済学で分析されているものを、基礎理論のみで分析しており、結論に疑問のものもある。  2巻のうち第一巻は、「基礎理論」から「市場の失敗」、「政府の失敗」まで述べている(「不確実性」「ゲーム理論」は無し)。  筆者は、日本の政界、官界、ジャーナリズムが経済学を知らないと主張しており、日本の経済学の普及に役に立てればとしている。

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2012/01/03

ピグー税やコースの定理、市場の失敗と言われる4つの意味など 聞いたことはあるが意味を知らないことをおおまかではあるが 理解することができた。 さぁ、次は2巻だ。

Posted byブクログ

2011/12/09

大学時代にお世話になった八田達夫先生による、ミクロ経済学の学部向け教科書。 ミクロ経済学の復習をしたい&執筆のお手伝いまでさせて頂いたのに未だちゃんと読んでいない事に対する申し訳無さからちゃんと読んでみる事に。 練習問題も豊富で、現代日本経済の抱える問題等についての言及も多く、初...

大学時代にお世話になった八田達夫先生による、ミクロ経済学の学部向け教科書。 ミクロ経済学の復習をしたい&執筆のお手伝いまでさせて頂いたのに未だちゃんと読んでいない事に対する申し訳無さからちゃんと読んでみる事に。 練習問題も豊富で、現代日本経済の抱える問題等についての言及も多く、初学者でも十分楽しめる内容かと。 個人的に、八田先生らしい口調/語り方が随所に見られるのもツボ。 本人も認めている通り、「合理的思考」の学者さんの本です、と言う事は念頭に置いて読み進めるのがいいかと。

Posted byブクログ

2011/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ひさしぶりに読み返してみたが、改めて八田先生のありがたみを実感した本である。数学を学ばぬ初学者が直観的に理解できるように、極力言葉とグラフで説明しようとする粘り強い姿勢には、脱帽である。また、これから経済学的思考をもって社会を考えていくための指針として使えるよう、より多くの事例を載せ、現実感覚を養うように心がけたことも評価に値する。経済学を学ぶ自分としては、数学的理解を補う直観的理解を行うことが優れた教科書の一つの条件だと認識しているが、この本にその批判は適切ではないと思う。なぜなら、この教科書は全ての人に開かれたものであるからだ。東大の基礎クラスでも補助教材として使われ始めているらしいが、主要教科書にしてもいいのではないだろうか。さんまやばなななど説明の便宜上、使われている固有名詞がいささか突拍子もないが、そこは覚えてやすくためだとして目をつむるべきだと思う。

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2011/01/17

ミクロ経済の入門書であるが、特に政策の応用に主眼が置かれている。具体例も豊富で読みやすく、知的好奇心をそそる。

Posted byブクログ

2010/10/06

本書は、教科書としては珍しく、「日本経済新聞」や「週間ダイヤモンド」で2009年のベスト10に選ばれるなど話題になった。特にⅡは、規制改革のあり方をミクロ経済学を応用して論じている。

Posted byブクログ

2010/01/31

藤沢数奇のおすすめでよんでみた。 市場と政府の係わり合いについて実例をもとに批判をしているところがとてもよい。入門書としては読みにくいかもしれないけど一通りわかってから読むとかなりの良書。

Posted byブクログ

2010/01/02

 待望の八田先生のミクロ経済学の教科書が出版されました。アメリカの一流の経済学者が書いたミクロ経済学の本もいいですが、やはり題材がアメリカ社会をもとにしています。そのため、どうしても、日本人には現実感が薄くなってしまいます。日本経済を題材にして、ミクロ経済学を自分のものにできる本...

 待望の八田先生のミクロ経済学の教科書が出版されました。アメリカの一流の経済学者が書いたミクロ経済学の本もいいですが、やはり題材がアメリカ社会をもとにしています。そのため、どうしても、日本人には現実感が薄くなってしまいます。日本経済を題材にして、ミクロ経済学を自分のものにできる本です。(大竹文雄ブログ:2008/10/31)

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