公園で逢いましょう。 の商品レビュー
公園に集うあるグループの母親たち一人一人にスポットを当て、その過去から現在に至るまでが描かれていました。一人一人のお母さんたちが、どういう育ち方をして、現在、ママ友グループの中でそのような役割になったのかがわかり、興味深く読むことができました。
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ひょうたん公園に集う子どもたち。 そしてその母親たち。 明らかにマルチな浄水器を売りつけようとするママ。 それを断りきれない小心ママ。 きっぱりはっきり正論を振りかざすママ。 子供そっちのけで携帯をいじるママ。 そしてそれを客観的に見ているママ。 今日も今日とて、変...
ひょうたん公園に集う子どもたち。 そしてその母親たち。 明らかにマルチな浄水器を売りつけようとするママ。 それを断りきれない小心ママ。 きっぱりはっきり正論を振りかざすママ。 子供そっちのけで携帯をいじるママ。 そしてそれを客観的に見ているママ。 今日も今日とて、変わらぬ光景が公園に繰り広げられます。 しかしそんなママたちにも、それぞれの過去があるわけで・・・。 「春の雨」、「アカベー」、「バイ・バイ・ブラックバード」、「アミカス・キュリエ」、「魔法使い」の全5話で、それぞれの母親のバックボーンが明らかになるようになってます。 それを知ると、いままで見えていた彼女たちの姿が、少し変わって見えるかも。 一見平凡な主婦でも、実はみんなそれぞれ色んな人生歩んできてるんだよなぁ。
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どの物語も良かったけれど、中でも「アカべー」が抜群に良かったです。とにかく笑える作品という印象が強かった三羽氏ですが、着実に力を付けて行かれている感じがしますね。それでもユーモアのセンスは忘れていらっしゃらないところが素敵です。これからの作品に、否が応でも期待してしまいます。 ...
どの物語も良かったけれど、中でも「アカべー」が抜群に良かったです。とにかく笑える作品という印象が強かった三羽氏ですが、着実に力を付けて行かれている感じがしますね。それでもユーモアのセンスは忘れていらっしゃらないところが素敵です。これからの作品に、否が応でも期待してしまいます。 しかし、五つの短編が収録されていて、五人のママが登場したので、てっきりそれぞれのママの話かと思っていたのですが、アキちゃんママの話が飛ばされたのは何故?気になるなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
公園に集まるママ達の、それぞれの物語。 ママにも歴史ありといった感じ。「バイ・バイ・ブラックバード」以外は、どれもなかなか面白い連作短編集だった。 下駄車や人違いのエピソードが印象的。 ちょっぴり風変わりな人達のほろ苦い過去の思い出たちは、どこか哀しくて、でもクスっと笑いたくなる。
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2時間ドラマにしやすそうですね。おもしろく読めました。 ひとつの公園をモチーフにそこに携る人々(おもにお母さんたち)の個々のドラマ。 ? 映像化しやすいものを書籍にする意味ってオレにとっては薄い気がする。 いや、言い過ぎた。
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設定が面白く、登場人物に対して想像を駆り立てられました。人が見ているところと実際って本当にギャップがあっておもしろいなぁと・・・。
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雑誌上で金原瑞人氏推薦していたので、読みました。とても軽くて読みやすかった。ひょうたん型の公園の、両方の円に〈住み分け〉があるという設定がリアルで面白い。公園でのお母さんってみんな、顔はにこにこしながら実は、ぼんやりorカリカリと色々考えごとしてるのよね。
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お金と子供の比較とセックスは持ち込み禁止のひょうたん公園に集うママ達の話。いろんなママがいて彼女達の人生模様が描かれる。最後の魔法使いがすき。本の雑誌昨年のベストテンに入っていたけど納得。
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公園に集うママさんたち。「xxのママ」ではなく、ひとりひとりに言いたい事があって、過去がある。 共通点もなにもない、ただ幼い子供がいるということだけで集まる人々だが、面白い連作でした。
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幼児をつれ公園で毎日過ごす主婦たちの話 何だ、はずれだったかな?と思いつつ2,3ページ読むと こういう文章大好き! と、惹かれ、行を飛ばし読みすることなく あっという間に完読しました。 涙ぐむ場面あり、くすっと笑える場面アリ それぞれの人生について、考えさせてくれました お...
幼児をつれ公園で毎日過ごす主婦たちの話 何だ、はずれだったかな?と思いつつ2,3ページ読むと こういう文章大好き! と、惹かれ、行を飛ばし読みすることなく あっという間に完読しました。 涙ぐむ場面あり、くすっと笑える場面アリ それぞれの人生について、考えさせてくれました お勧めの1冊です。
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