綺麗な生活 の商品レビュー

林真理子【著】

2023/01/19

セレブな生活を送る港子
自分と真逆な生き方に反発を感じるながら興味本位で読み進めるとやっぱりこんな結末かと

2017/02/24

　読み始めて･･･『これは自分の好きなジャンルではない』とおもいまして、『もう、よむのや～めた』
　でもまぁ、みんなのレビューを読んでみて『んなにおもしろくなくもなさそうではないか』となり、読書続行。
　105ページを過ぎて、なんかとっても面白くなってきました。まだ途中です。ハイ･･･
　読み終えました。綺麗ごとでなく本音で閉めたんですね。後味はあまり良くありませんが、でもなんか悪くなかったです？！

2016/11/05

美容やハイソが大好きで、女のエグい欲が得意技な著者らしい本だと思いました。
部分部分で願望を含んだようなシーンがありましたが、やっぱり綺麗に美味しく頂かせてくれない。グッと滲み出すセリフの最後が彼女らしい締め方です。

2015/03/12

＊美容整形クリニックに勤務する港子は独身の30歳。
フリーライターの翔一、生花店を経営する金持ちの室田と二股恋愛も楽しんでいる。そんな港子の前に、美しい顔を持つ男・泰生が現れるが、実は母親の不倫相手の息子だったー
異様なほど美に執着する女の生態と、禁断の恋の行方を描いた長編＊

林真理子らしく、女のいやらしさや見栄や焦りが上手く表現されている。母×不倫相手、娘×その息子、ってのが禁断？その若く美しい顔の男が30歳の港子にそこまでぞっこん？と突っ込みもあるけど、泰生の顔が事故で傷つくと、途端に愛せなくなってしまう描写はお見事！
「外見は中身を変える」。皮肉にも美容クリニックで繰り返していたセリフが効いている。

2014/09/11

林真理子の女の格付けって面白い。恋愛小説として読むと、共感できないし代わり映えしないんだけど、１人の人間の描写は抜群に面白い。このラストは想像通りすぎたけど。美容整形外科の女と美しいの男の結末としてはこれしか思いつかない。

2014/06/20

読みやすく一気に読み終えた。
港子は多分いまどきの女性だろうし、外見で人の心が変わってしまうのは誰にでも起こり得る事だと思う。泰生がそういう心情を理解してたのが意外だった。いくつになっても恋はしていたい理想はあるけど、W不倫の親がどちらも自分達優先だった方が身勝手に感じた。ラストの港子の告白に泰生の父親の反応はどうだったのかが気になる終わり方。

2014/01/21

途中までは、林真理子ワールド 嫌な女書くの上手いよね 港子どうする？と読み進みましたが 最後がね…結局 そうなんだ…

2013/04/09

うん、いつものカンジ(笑)
なんで港子に夢中になるのかわからない…
女の自尊心をくすぐる本ではあると思うけど後味悪い。
でも外見が中身を引っ張るというのはよくわかる。
極端すぎるけど誰もが少しは持っている醜い感情を最後に出した感じかな。
ただ本当に好きで尊敬できる人なら違う結果になったと信じたい。

2013/04/09

美容整形のクリニックに勤める30歳の港子。
お嬢様育ちで親からすすめられるがままに仕事に就き、恋愛では自分が傷つかないように振る舞う。魅力を一切感じない女性。なのに、モデルをしている人が羨む美形の泰夫が港子に急に惹かれてしまうのが理由がわかりません。
きっと、何か裏があるだろうと思っていたのに一切裏もなく、本当に2人は恋人として愛し合っていたんだと呆れてしまいました。
後半はこれまた唐突に起こる事故で美形だった彼の顔がひどいものになり、この話のテーマであると思われる「外見か内面か」という点に強引にもっていかれた感じ。
はっきり言って事故は港子の電話のせいだと思うのだけど、その点を反省する様子は全くなく、反対に入院中連絡してこないことを謝るくらいするべきだと考える港子の性格は本当に自分本位でいやになる。
読みやすく、さくさくと読めてしまうけど、主人公が嫌い。

2011/12/24

林真理子らしい物語と思う。

人間、結局外見が大事なのだと思っている主人公は少しかわいそうな気もした。結局、事故で美貌を失った恋人に別れを伝えたんだから、やっぱり彼そのものへの愛情より自分が好奇の目にさらされることへの耐えがたさが勝ったということだから。
自分のためにバイクで走って駆けつけてくれようとしてたのに。
まぁ、要するにそこまで好きじゃなかったってことに尽きる。

不倫して奥さんにバレて、恋人にはブス女に浮気され、新しい彼氏とはそんなことになる…という運命。
自分だったら支えていけるかな～と考えた。