治療をためらうあなたは案外正しい の商品レビュー
図書館で借りた。 病気を放っておいて何事もなく過ごせる人がどれくらいいるか、治療したけど効果がない人がどれだけいるか、ということを述べている。 一つの章で一つの病気を扱う。まず質問から入り、その答らしきものを説明していく。説明を読めば読むほど正しいことは何なのか分からなくなる...
図書館で借りた。 病気を放っておいて何事もなく過ごせる人がどれくらいいるか、治療したけど効果がない人がどれだけいるか、ということを述べている。 一つの章で一つの病気を扱う。まず質問から入り、その答らしきものを説明していく。説明を読めば読むほど正しいことは何なのか分からなくなる。 著者が最初に言うように「正しいのはこうだ」と示す本ではなく、治療の効果の考え方を知っておき、放っておくという選択も考慮に入れられるようになる内容だと思う。 腰痛は安静に、と考えがちだが意外とそうでもないという統計があり驚く。高血圧や糖尿病でも似たような証拠があり読んでいて楽しい。 主要な医学雑誌にどんなものがあるのかを知る最初の一歩にいいかもしれない。
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このタイトルインパクトありますね。 医師から薬を飲むように言われて嫌だなと思う人は多いですものね。 名郷先生は、EBM(報告された医学データに基づいた医療)を研修医に指導する立場の方です。どんな臨床データに基づき治療を勧めたらよいのか解説しています。 医学データに基づいた医療とい...
このタイトルインパクトありますね。 医師から薬を飲むように言われて嫌だなと思う人は多いですものね。 名郷先生は、EBM(報告された医学データに基づいた医療)を研修医に指導する立場の方です。どんな臨床データに基づき治療を勧めたらよいのか解説しています。 医学データに基づいた医療というのは、最近の医学では常識化した考え方です。 でも臨床データによる根拠と言うのはどの程度なのかというと案外この程度だったのかと思うレベルのものなのです。 この本で紹介されている疾患は、高血圧、高コレステロール血症、糖尿病、かぜ、インフルエンザ、腰痛、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、胃潰瘍、虫垂炎、がん検診の12疾患・検査です。 http://ameblo.jp/nancli/entry-11480871287.html
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EBM(エビデンス・ベイスト・メデシン:根拠に基づく医療)から現在の医療常識を見直した本。「放っておく」という選択肢を見直すきっかけになるとは思います。図書館予約数は6(09/01/25現在)です。
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よく勉強すると混乱する。これが私自身がEBMから得た教訓の一つ 腰痛 ただなにもせず様子をみても、案外大丈夫なことが多い 急性の腰痛では安静がむしろ有害で、いつも通り動きなさいとアドバイスするとかっていい アトピー性皮膚炎 単なる湿疹と呼ぶ 三た主義の猛威 薬をつかったら病気が治...
よく勉強すると混乱する。これが私自身がEBMから得た教訓の一つ 腰痛 ただなにもせず様子をみても、案外大丈夫なことが多い 急性の腰痛では安静がむしろ有害で、いつも通り動きなさいとアドバイスするとかっていい アトピー性皮膚炎 単なる湿疹と呼ぶ 三た主義の猛威 薬をつかったら病気が治った。だから薬が効いた 胃カメラで胃潰瘍があったらピロリ菌がいるかどうか いれば除菌し、それから従来の胃潰瘍の治療
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治療の効果について、大変分かりやすく書いてあります。 コレステロールの薬を飲む。 すると、 食事療法群単独では1000人中5人の心筋梗塞が 食事・薬服用群では1000人中3.3人へ減った。 これが、有意差はあるが、真実であり EBM(根拠のある治療)の手法...
治療の効果について、大変分かりやすく書いてあります。 コレステロールの薬を飲む。 すると、 食事療法群単独では1000人中5人の心筋梗塞が 食事・薬服用群では1000人中3.3人へ減った。 これが、有意差はあるが、真実であり EBM(根拠のある治療)の手法を用いた文献の読み方です。 その他、高血圧、糖尿病、腰痛、がん検診などについても分かりやすく解説してあります。
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