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本の雑誌風雲録 新装改訂版 の商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2018/08/09

椎名誠 本の雑誌血風録を読んでいたので、話の内容は 把握していたが、こちらは主に配本部隊、学生助っ人達が主役。当時の様子がよくわかる。

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2011/09/08

ryoukentさんの感想を読んで早速図書館に行ったら1985年版、初版第一刷がありました。「本の雑誌」のことは正直知りませんでした。読んでいくうちに書店さんに配本する大変さ、バイトの学生との飲み会。「自分は濡れても本は濡らすな」洋書の営業をしていたのでいつも雨降りは大変だったの...

ryoukentさんの感想を読んで早速図書館に行ったら1985年版、初版第一刷がありました。「本の雑誌」のことは正直知りませんでした。読んでいくうちに書店さんに配本する大変さ、バイトの学生との飲み会。「自分は濡れても本は濡らすな」洋書の営業をしていたのでいつも雨降りは大変だったのを懐かしく思う。

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2011/04/07

10 雑誌の編集を書店への配本という現実サイドから見る。本が売れていく半面、生じる送り手たちの模索、葛藤。

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2009/12/21

あえて、文章を書き直したりしていないから、当時のそのままの雰囲気が伝わってきました。 目黒さんの「働かないで、本だけ読み続けていたい。」っていう気持ちが、もちろん甘えなんだろうけれど、今の自分にはすごくよくわかります…。でも、それを何だかんだ言って職業につなげられているのは努力...

あえて、文章を書き直したりしていないから、当時のそのままの雰囲気が伝わってきました。 目黒さんの「働かないで、本だけ読み続けていたい。」っていう気持ちが、もちろん甘えなんだろうけれど、今の自分にはすごくよくわかります…。でも、それを何だかんだ言って職業につなげられているのは努力とか色々がんばっているからなんだよなぁ。諦めずに、本だけ読み続ける人生を模索?していたからこそ。

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2009/10/07

創始者目黒孝二が語る「本の雑誌」創刊の物語、そして”配本部隊”の活躍。 ほぼボランティアで書店への配本を引き受ける個性的な面々に、椎名誠・沢野ひとしとさらに強力な個性が加わって「本の雑誌」をワッショイワッショイやっている。そんな溢れんばかりのエネルギーを感じる本書。 198...

創始者目黒孝二が語る「本の雑誌」創刊の物語、そして”配本部隊”の活躍。 ほぼボランティアで書店への配本を引き受ける個性的な面々に、椎名誠・沢野ひとしとさらに強力な個性が加わって「本の雑誌」をワッショイワッショイやっている。そんな溢れんばかりのエネルギーを感じる本書。 1985年発行のものに新装改定版として、書き下ろし・単行本未収録原稿90枚の「その後の『本の雑誌風雲録』を加えた不朽の名作。

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2011/09/19

 「本の雑誌」は、1976年に前発行人の目黒さんと現編集長の椎名さんが中心になり創刊された雑誌だ。 この創刊前後や季刊、隔月刊時代のことを記録した本がある。 そのころは取次を通さず書店直売だったため、配本を手伝ってくれた学生・助っ人たちのことを中心に書いていったのが、目黒考二の『...

 「本の雑誌」は、1976年に前発行人の目黒さんと現編集長の椎名さんが中心になり創刊された雑誌だ。 この創刊前後や季刊、隔月刊時代のことを記録した本がある。 そのころは取次を通さず書店直売だったため、配本を手伝ってくれた学生・助っ人たちのことを中心に書いていったのが、目黒考二の『本の雑誌風雲録』で、発行する側・椎名、目黒、沢野、木村らのことを私小説で書いていったのが椎名誠の『本の雑誌血風録』(朝日文庫 新潮文庫)だ。 この2冊を読むと、思いつきでぐいぐいと行く椎名さんと、不安を抱きながらも着実にことを運ぶ目黒さんが対比的でおもしろい。 もともと目黒さんが個人で発行していたおもしろ本ガイド「目黒ジャーナル」が発展してできたのが「本の雑誌」だ。 しかし、?路線対立??クーデター?があり、コラムマガジン的色彩が強くなるのが、椎名さんが実質的に編集長になった第6号から。 この時期の「本の雑誌」を実際に読んではいないが、『本の雑誌血風録』によると、1978年発行の第10号で椎名さんは、雑誌・文藝春秋の広告や目次も含めて全活字を一字一句とばさず読んでいくルポ?を「文藝春秋10月号四六四頁単独完全読破」というタイトルで書いている。 こういう意味のないおもしろ記事、最近では、増刊号の『おすすめ文庫王国2008年度版』で、現助っ人の関口鉄平が、別々の本10冊を寝起きにはこれ、トイレではこれ、と文庫本10冊同時読みに挑戦している。 また、2008年7月号・創刊301記念特大号では、街の書店の店主・伊野尾宏之が「前代未聞『本屋プロレス』の全貌」を書いた。これは強烈だった。 その名のとおり、本屋を会場にプロレスをする。それも大型店ではなく商店街にある普通の店で。「レタスクラブ」と文字の入った書店員エプロンで入場してくるプロレスラーの写真。笑った。実況中継もお見事。 ここしばらくの「本の雑誌」、このようなおもしろ記事は減っていた。 コラム路線から、創刊当時の新刊本書評が中心(実際に読んでいないから推測だが)プラス本にまつわるあれこれという路線に近くなっているのかな。 けど、それがダメかというと全然そうではない。少なくとも私には。 現在、私は年に50冊ほどの本を読むか、十代二十代の頃はマンガ中心で、活字の本はそう何冊も読まなかった。それがこのくらいの数、読むようになったのは、本を読むのがおもしろくなっていったからである。売れているから話題になっているから役に立つからの基準ではなく、おもしろい、という基準で読んでいった。ハズレももちろんあったが、「本の雑誌」のおすすめ本は、私の読書力を大幅に上げてくれた。 1999年10月号の特集「90年代のベスト100発表!」に選ばれた作品は、傑作揃いで、そのころの私はしばらく、そのリストをつぶしていく読書をしていた(2009年には「0年代のベスト100発表!」をもちろんやりますよね)。 そして「本の雑誌」購読は、読書力だけでなく、書店力もある意味向上させてくれた。 私は、元・書店員というか元・本屋さんなのだ。「本の雑誌」! 「本の雑誌」! 「本の雑誌」! その3

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