社長が知らない 秘密の仕組み の商品レビュー
・なぜ、顧客が根付かないのか? ・顧客ポートフォリオマネジメントが不可欠な理由 ・出て行ったお客様も色分けする ・地味で目立たないお客様こそ「宝の山」 ・優良客が求めるのは「特別感」 ・クロスセリングのタイミング ・初回客を離脱させない「育て技」 ・顧客維持のキーワードは「推移率...
・なぜ、顧客が根付かないのか? ・顧客ポートフォリオマネジメントが不可欠な理由 ・出て行ったお客様も色分けする ・地味で目立たないお客様こそ「宝の山」 ・優良客が求めるのは「特別感」 ・クロスセリングのタイミング ・初回客を離脱させない「育て技」 ・顧客維持のキーワードは「推移率」 ・問題点は徹底して絞り込め ・リピート客を生む仕組み ・自社のボーダーラインの決め方 ・最初の90日間で徹底的にコンタクトをとる ・フォローツールは最低2種類必要 ・ワンマン企業から全員参加型企業へ
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無数の客と接する機会のある小売業。 DMや広告を打つことにより、顧客を獲得・維持し売上につなげて行かなくてはならないが、 これまで一般的とされていた顧客分析の指標である、RFM分析(最終購入日、購入頻度、顧客の累積利用額などから分析する手法)やABC分析(売上高、購入数、購入頻度...
無数の客と接する機会のある小売業。 DMや広告を打つことにより、顧客を獲得・維持し売上につなげて行かなくてはならないが、 これまで一般的とされていた顧客分析の指標である、RFM分析(最終購入日、購入頻度、顧客の累積利用額などから分析する手法)やABC分析(売上高、購入数、購入頻度の高い客から優先順位をつけて分析する手法)から一線を画し、新しい分析手法を紹介している。 これが本のタイトルにもなっている「秘密の仕組み」なるものだ。「やずや」の大番頭である西野氏が開発した分析方法であり、実際この手法で「やすや」は業績を回復したとのこと。 顧客の「在籍期間」「離脱期間」「使用金額」の3つのパラメーターで、顧客の種類を分類し、優良客へと育成していくことがミソ。 前述の3指標により 「初回客」、「よちよち客」、「コツコツ客」、「流行客」、「優良客」 という具合に客のカテゴリーを分け、今現在どのような客層がどれくらい居るのかを見える化する。 各カテゴリーの客にそれぞれのアプローチをかけ、リピート客へと進化させることが出来るというもの。 エクセルベースでの分析チャートなのだが、本書を買えば無償でそのエクセルをもらえるとのこと。 この手法が全ての業態に合致するとは思えないが、この手法が合理的である理由は、考案者がこの商売の本質をきちんと掴んでいるからだと思う。 商売をする上での本質を掴み、現状を正確に把握し、適切な手段を講じて行くこと、それが商売成功の秘訣では無いかと、本書を通じて感じた。
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