ハリケーン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バグリイ第3作目。冒険小説というより災害パニック小説なんだけど、独裁政府対革命軍の争いの中をハリケーンの危険を説きながらも革命軍の勝利(主人公の意図するものではないが)に導くあたりは冒険小説的な感じもあります、ただただハリケーンの猫写が克明、重厚、粘密、緻密、この猫写力がバグリイの魅力ですね、ゴールデンキール、高い砦、原生林の追撃、の次くらいに面白いと思います。バグリイ大好きです。
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読みながら次の展開が見える位に意外に内容をよく覚えていました。6年ぶりの再読ですが、それ以前にも何度か読み返しているはずです。 感想は・・・・・。 特に下に付け加えることは無さそうです。 流石に古さを感じるので若い人にはお勧めしませんが、私自身はこれからも折に触れバグリーを再読し...
読みながら次の展開が見える位に意外に内容をよく覚えていました。6年ぶりの再読ですが、それ以前にも何度か読み返しているはずです。 感想は・・・・・。 特に下に付け加えることは無さそうです。 流石に古さを感じるので若い人にはお勧めしませんが、私自身はこれからも折に触れバグリーを再読して行くつもりです。 ========================= 06-054 2006/06/12 ☆☆☆☆ 久しぶりのバグリーです。1966年の作品 バグリーはマクリーン、イネス、ヒギンズなどと肩をならべるイギリスの冒険小説の大家。一時は私が没頭した作家さんです。 久しぶりに読み返すと、やはり古さを感じてしまいます。そもそも背景が、軍事独裁に陥った2次大戦後に独立した小国家ですし、ようやく衛星写真は取れるようになったものの、まだまだハリケーンの研究は緒についたばかりの頃です。 人物設定にも古臭さが感じられます。イギリス紳士やどうしようもないプチブル女性など、かなりパターン化されて、よく見かける設定です。しかし、バグリーの本領である自然描写はやはり見事です。最後にハリケーンが襲うシーンは圧巻でした。
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