あなたは、なぜ「自分に似た人」を探すのか の商品レビュー
「自分探し」とはただの言葉だ。 2008年に出た本なので、どうかと思ったが5年前とこの状況は何も変わってないなぁ。というより、より如実にこの現象がひどくなっている。 【自分に似た人を探す人々】 自分は特別だと思いたい反面、少数でもいいから、自分の価値観を認めてもらいたい。 共...
「自分探し」とはただの言葉だ。 2008年に出た本なので、どうかと思ったが5年前とこの状況は何も変わってないなぁ。というより、より如実にこの現象がひどくなっている。 【自分に似た人を探す人々】 自分は特別だと思いたい反面、少数でもいいから、自分の価値観を認めてもらいたい。 共有、共鳴ではなく、本質でつながりたい「共振」をもとめる。 秋葉原事件も、普通の社会人なのに友達0だと感じていた。 本質で繋がれないことに孤独を感じ、誰も自分に興味がないと感じた。 特別な人間のくせに、誰かとは繋がりたい。贅沢な時代。 「自分探し」と言いつつ、何をするかと言えば、自分が何に共振するかを探すのみ。それは、現に今あるものでしかない。 自分探しとは言葉のみが一人歩きして、共振を待ってるものはニートになり、共振を見つけた物は、現にあるものを越えられず悩む。 「自分探し」とはただの言葉だ。 【鏡衆の誕生】 大衆はなくなり、小衆になり、個衆になった。 個は、ネットという鏡をもち、他者の欲求や嗜好を映し出して取り入れながら、反射拡大をしていく。 自分の言葉が他者の鏡にうつり、反射拡大していく「うねり」を個は、自分の力と勘違いする。 自分が世を少しでも引っぱったことに対して充実感を得る。 社会的地位の低い奴でも、自己顕示ができ、うねりを生める鏡衆文化になった。 【新しい価値基準】 「俺だけが知ってる。俺だけが見つけた。」 この自分の特別を、黙っていられない社会は、自然と口コミで良いものが広がっていく。 鏡をうまく利用することで、うねりを生みだす。
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2008年出版の本にも関わらず、まったく古さを感じさせない本。ソーシャルの興隆も示唆されていて、むしろ今の時代に読んどくべき。 普遍的なマーケティングのエッセンスもふんだんに盛り込まれているので、何度でも読み返す価値あり。 オウム返し・ミラーリング理論は社会人1年目の時に上司...
2008年出版の本にも関わらず、まったく古さを感じさせない本。ソーシャルの興隆も示唆されていて、むしろ今の時代に読んどくべき。 普遍的なマーケティングのエッセンスもふんだんに盛り込まれているので、何度でも読み返す価値あり。 オウム返し・ミラーリング理論は社会人1年目の時に上司から教えてもらったテクニックで、こんなところで再会するとは思ってもみなくて驚いた。
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図書館で借りて読んだ。 面白かった。 こうしてブクログを活用している私もまさに鏡衆。 販売の仕事とかしていたら、為になるかも。
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